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「LOOPER/ルーパー」(2012年作品)感想 [映画]

ライアン・ジョンソン監督によるSF映画。タイムループもの。

この作品は数あるタイムループものと比較すると構成が単純で3枚ほど格が落ちる。3分の1くらい進んだところでオチが読めてきて、残り半分のところで全部読めてしまう。

タイムループする場合、何か目的を達成するために最良の道を探し当てるのが物語の王道だ。目的のために最良の手段を探すから、手段の選択が物語の主線になる。より良い結末のために最良の選択を模索するところが面白味である。

ところがこの作品は目的が利己的な悪であり、はなから主人公が死ねば万事解決する物語だとわかってしまうからタチが悪い。夫婦で視聴しながら「いや、お前が死ねよ」と何度も突っ込みながら観てしまった。主人公が死ねば何もかも解決するのに、最後までそれを引っ張って何の捻りもなく自殺する。

タイムループSFとしてこれほど酷いのもなかなかない。

たいした映画ではないのであらすじは書かないが、レインメーカーという強いテレキネシスを使う男が未来社会に忽然と現れて、違法行為であるタイムマシンを使った殺人をやめさせていく。ところがタイムマシンを使った殺人行為を執行するルーパーと呼ばれる者たちの処分に失敗し、当のルーパーが自己の保身のために未来を変えてしまおうとレインメーカーの殺害を企てる。

歴史が改変されないためには違法行為に手を染めたルーパーは30年後に死なねばならない。だがそもそも違法行為の殺人をやってきた人間なので未来では裁けない。だから過去でルーパーをやっていた人間を未来で次々に狩っていって強制的に過去の自分に始末させる。

これをやらないと歴史が変わってしまう。

つまり最初から主人公が死ぬしかないのに、逆恨みしてレインメーカーを殺そうとするのだ。だからすぐにオチがわかってしまう。そんな話なのである。

将来レインメーカーになる候補は3人。いずれも子供。主人公は関係ない2人の子供を殺して最後にレインメーカーに辿り着く。レインメーカーをラスボスみたいに描いている割に彼はただ違法行為を強制的にやめさせているだけだから、説得力がない。

強いテレキネシスを持っていても、それは別に悪ではないし、殺そうとしているのはただの子供だ。何も悪いことをしていない子供を、将来自分の仇になるからと強盗殺人の常習犯が正義面して殺そうとする話が物語の主線になりうるはずがない。

未来の主人公を演じるブルース・ウィリスが、ハゲのくせにピストルをぶっ放し、マシンガンをぶっ放してイキっているのが滑稽極まりない。タフな男というよりただの暴力的なハゲになっている。ハゲが何人殺しても毛は生えてはこない。本当に禿は諦めが悪い。

そんなわけで、この映画は3流だ。カネもあまりかかっていないので観る価値は低い。


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「孤高のメス」(2010年作品)感想 [映画]

成島出監督による医療ドラマ。原作は高山路爛の「メスよ輝け!!」。漫画版の作画はやまだ哲太。高山氏の噂はかねがね聞いておりました。

医療の中でもシビアな生体肝移植と脳死判定などを扱っているため、全体にピリピリしたムードの漂う映画で、俳優陣が皆さん素晴らしい。主演の堤真一が役に完全にはまっていて本物の医者にしか見えない。手の動きなどもよく練習している。

物語は地方にある何の変哲もない市民病院に凄腕の外科医がやってくるところから始まる。

この病院は大学病院と提携しており、難しい手術になりそうな場合はすべて大学の方へ搬送することになっていたのに、新しく赴任してきた当麻は次々に難しい手術を成功させ、病院の名をどんどん高めていく。それに伴って嫉妬や確執が増えるが、当麻は一向に気にせず、淡々と仕事をこなしていった。

その当麻が市民病院で出来るはずがないと思われていた生体肝移植を自分の首と引き換えにして成功させるところが最大の見せ場だ。物語の時代はまだ生体肝移植の実例に乏しい時代で、脳死判定の在り方などを巡ってマスコミの格好のネタになっていたころ。

若い子は知らないだろうから書いておくが、日本で初めて生体肝移植が行われたとき、マスコミは肝臓の入ったクーラーBOXをずっと追いかけてリアルタイムで放送したのだ。驚くだろ? ワイドショーのバカディレクターが興奮して「あの箱の中に取り出したばかりの肝臓がー」って叫んでいたのだ。マスゴミと呼ばれるゆえんである。

そんなことをやるものだから、生体肝移植のハードルは上がり、絶対に失敗しない状況でしか医師は手術しなくなって、肝移植を待つ多くの患者が死んでいった。そのことは報道しないのである。新聞や週刊誌は生体肝移植全否定、脳死判定で内臓を取り出すことは殺人だと論陣を張っていた。

だから肝移植が必要な人間はみんなアメリカへ行くしかなかった。当然医療費は高額になるし、それ以前にアメリカでも肝移植が必要な人は大勢いるのにそれらを金の力で押しのけて日本人の手術を行うことは海外で大きな批判を受けることになった。

日本はというと脳死判定の基準を上がるばかりで、しまいにはまるでこの世に脳死など存在しないとばかりに言い出す奴も出てくる始末。臓器提供の希望者にひたすら恐怖を植え付けていった。いまでも内臓を取り出すときに意識があるとか平気でウソをつくやつがいるのが日本だ。脳が機能していないのにそんなわけないだろうと。

そんな逆風に負けず、日本の医療の発展のために難しい手術に果敢に挑んでいった医師がたくさんおり、現在では生体肝移植は普通の医療として受け入れられているし、ドナーカードを持っている人もたくさんいる。庶民はマスゴミに勝ったのである。

この作品の良い点は、庶民が理想とするエリートが描かれているところにある。庶民のために淡々と何の衒いもなく仕事を完遂する姿こそ理想のエリート像なのだ。医師や官僚にこうあって欲しいと期待する姿がそこにある。

主人公に感情移入したとき、仕事の厳しさとそれをやり遂げる姿に身が引き締まる、そんな映画であった。エリートも、エリートじゃない人も、身に背負わされる仕事はきついものだ。庶民だってひとつのミスで人が死んだり自分が死んだりする。それでも気負わず衒わずやり遂げるのが仕事である。

この映画は日本人にすごく合っていると思う。すべての医師にこうあれと押しつけるための作品ではなく、わが身が担う日々の仕事に気持ちを新たに取り組めるようになる、そんな作品だった。

ただ、冒頭にあった医療事故の場面と癌を隠して人を殺してしまう場面は怖かったな。

綿を詰めて大学病院の搬送するとか怖ろしくて眩暈がしたわ。嫁があそこの場面でいつも視聴を打ち切るので、全部観るのに1週間かかった。


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「体脂肪計タニタの社員食堂」(2013年作品)感想 [映画]

李闘士男監督によるコメディー映画。体重計メーカーのタニタで実際に行った社員のダイエット記を元にした作品だ。Gyao!に置いてあったので視聴してみた。

格闘技経験者で大食いだったオレが30キロのダイエットをしたとき、記録用に愛用した体重計がタニタ製だ。乗るだけで体脂肪も測れるのでとても便利なのだ。

肥満は生活習慣病なので、生活習慣の見直しが一番大事なのだが、会社命令で無理矢理ダイエットをやらされるのは失敗することが多い。タニタの挑戦もデブの我儘がなかなか治らずかなり苦戦していたようだ。どこまで脚色なのかわからないが、大変だったのは本当だろう。

ダイエット成功の秘訣はとにかく計画的にやること。記録を毎日つけること。

デブは食い過ぎなのでダイエットの初期はとにかく食べずに胃を小さくする。

次に油味覚を出汁味覚に変える。

総摂取カロリーを1日1200キロカロリー以下に抑制すること。

定期的な運動をすること。

1200キロカロリー以内で好きなものを食べる努力をすること。

これらを続けると自然と痩せてくるので、痩せ始めたら鏡を見て体型を整えるために必要な運動を始めるとよい。運動は歩くのが一番安上がりだが、筋肉の凝りを意識して暇な時間は柔軟体操をする癖をつけておくと、ダイエットが終わった後の体型維持に役立つ。

痩せるのは生活習慣さえ改善すればそんなに難しくはない。しかし生活習慣は記録をつけておかないと自分が何をやったのかわからないものなので、毎日の体重と食事内容は絶対に記録しておくべきなのだ。そうすると多少リバウンドしても原因がわかるからまたすぐに戻せる。

そのためにタニタの体重計のような体脂肪が測れるものは絶対に用意しておくべきだ。

1年前から病気療養に専念して仕事もリタイアして遊んで暮らしているためか、オレも少し太ってきている。とにかく運動不足がいけないし、どうせすぐ死ぬからと(病気療養の意味なし)外食を増やしているのがいけない。北陸は食い物が上手いので食べ過ぎにもなっている。

SNSをスパッとやめて、あるいは更新頻度が落ちてきたらダイエットを始めたか、もしくは死にかけているかどちらかだから、喜ぶなりなんなり好きにして。

映画作品としてはまあまあ。でも演出過多でデブの我儘を垂れ流す時間が長すぎ。

痩せたいならキビキビ動けと。


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「ベルセルク」(2016年作品)第7話 感想(2回目) [アニメ/特撮]

キャスカが邪教徒たちから崇められるようになり、貢物で羽振りの良くなったルカたちが聖鉄鎖騎士団に狙われるようになったところから始まる。

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ルカとガッツが合流。キャスカとニーナは邪教徒に連行されていく。キャスカは御輿に担がれ邪教徒の女王・黒き魔女になった。彼女らの後を尾行していたイシドロとパックがガッツに連絡。その場に残ったイシドロが奮闘してキャスカらを守る。

報告を受けた聖鉄鎖騎士団団長ファルネーゼは邪教徒狩りへと出発。洞窟内へ侵入する。キャスカの烙印が魔を呼び寄せ、邪教とは人間でないものに変貌しており聖鉄鎖騎士団は苦戦を強いられた。

邪教徒に担がれていた羊の面の男が使徒もどきとなって暴れ回るなか、聖鉄鎖騎士団は総崩れとなって出口に殺到した。その逆を突く形でパックとガッツが登場しておしまい。

この「ベルセルク」は放送時に感想を書いているので視聴記録的なものになっております。つまり感想は2回目なのだが、馬とかCGでちゃんと動かしてあることに好感が持てた。CGだけはそれ自体が嫌いな人の評価で低く扱われがちだが、どんどんやっていかなきゃいかんよね。

もし仮に続編第3期をやるなら、GEMBA単独でもいいくらい。制作進行がいるのかどうかは知らないけど。映像の受注だけかなあそこの会社は。







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「紺碧の艦隊」(2000年作品)第13話 感想(独超重爆撃機要撃作戦) [アニメ/特撮]

米国の太平洋での動きを封じ込めた日本は、ドイツに対して宣戦を布告し、英国との共同歩調に舵を切った。

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英印連合軍はマダガスカル島への上陸を成功させた。だがナチスドイツのヒトラー総帥は侵攻作戦の絶対阻止を厳命したまま残存部隊を見捨てて欧州制覇へと邁進するのだった。

米国が重爆撃機B-32を量産しつつあるという情報を受けていた日本は、ジェット戦闘機桜花の実証を成功させて量産へと歩を進めた。同じジェット戦闘機である噴式零戦より量産に向いており高高度迎撃が可能な機体であった。

マダガスカル島の攻略作戦は英印日連合軍を持っても遅々として進まなかった。そこで日本は中国戦線を早急に終結させる方針を打ち出した。日中の会談においてアジア型改良資本主義の概要を話した日本は、中国のふたつの政府が何らかの妥協をしてくれることを期待した。

B-32迎撃のために開発された桜花はその訓練中に日本上空に迫るドイツ軍重爆撃機ヨルムンガンド10機と接触し、これをすべて迎撃した。ところがこれは第1波でしかなく、ヨルムンガンドの編隊は第2波第3波と続き、日本列島上空へと侵入を許してしまった。

陸軍飛行隊はこれを迎撃すべく秘匿兵器の対重爆撃機用4発機嵐龍を投入した。この機銃掃射を目的とした機体の活躍によって日本は辛くも本土空爆の難から逃れた。

という話なのだが、強すぎる日本軍の描写に戸惑うばかりだ。原爆の脅威は一応取り去ってはいるが、ロスアラモス研究所は再建しつつあり、いい加減なんとかならんものかと。

基本、前世の日本政府及び日本軍がやったことは全否定されているのに、戦争は軍部の思惑通り継続されているところが本当に歪だ。このブームの最後に乗っかってきた小林よしのりは本物のカス人間だと思うわ。

Gyao!で「ジパング」とかやっているが見る気がしない。もうこれだけでお腹一杯だし正直きつい。あまり思い出話は出来ないが、当時イケイケでこんなのばかり提案していた編集っていたよなぁ。

まとめ↓↓↓

①真珠湾攻撃。ハワイ占領と同時に独立宣言をさせる。

②パナマ運河を破壊。米国海軍を足止めして軍事物資の補給路を断つ。

③B-30による帝都爆撃を新型機蒼莱にて撃破。首都爆撃を阻止。

④ダッチハーバーにて復活した米国海軍機動艦隊を撃滅。

⑤サモア諸島においてマッカーサー艦隊を撃破。足止めする。

⑥豪州封鎖作戦を敢行。ソロモン諸島にて米国輸送船団を撃破。

⑦サンゴ海においてフレッチャー艦隊撃破。

⑧太平洋における最後の米国艦隊であるモルガン艦隊を撃滅。

⑨米国クリスマス島航空基地殲滅。

⑩パナマ運河再破壊。カリブ艦隊殲滅。

⑪ロスアラモス研究所破壊。ナチスに宣戦布告。樺太をユダヤ人に割譲。

⑫ナチス原爆研究所を空爆で破壊。

⑬マダガスカル島上陸。独軍帝都空爆阻止。中国両政府へ和平提案。














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「MONSTER」(2004年作品)第49話 感想(一番残酷なこと) [アニメ/特撮]

グリマーを慕う養護院の子供たちは彼の無実を晴らそうと金髪の女を探していた。

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するとひとりの子供がその女を発見した。直後その子は行方不明になってしまった。話を聞いたグリマーとテンマは、子供たちに案内された場所へと急いだ。だがすでに女装したヨハンは部屋から姿をくらましていた。誘拐された子供の姿もなかった。

誘拐された少年ミローシュはドイツ国境近くの売春宿の女だった。女装したヨハンは犯罪の証人である少年たちのひとりミローシュを生かしてはおかなかったが、同時にただ殺すこともしなかった。どの子にとって最も残酷な方法で殺すのがヨハンのやり方だった。

ヨハンはミローシュを売春宿に連れていった。そして彼ひとりを歩いて行かせた。ミローシュは母親の顔を知らなかったが会えばわかると信じていた。また母親も自分に会えばわかると信じていた。ヨハンは彼ひとりを母親のいる場所へ歩いて行かせた。

売春外の通りは醜いもので溢れていた。ミローシュは母親を探したが見つかるはずもなかった。少年が知ったのは、母親なんていないこと、自分は誰にも望まれなかったから孤児院に捨てられたこと、愛なんて嘘だということだった。

絶望したミローシュは川に身を投げようとしていた。駆けつけたグリマーが説得して彼を救出したけども、彼の心は変わってしまっていた。少年に絶望を教えるヨハンのやり方に本能的な拒絶感を感じたグリマーは、必死にミローシュの心を慰めようとするうち、忘れていた悲しみの感情を取り戻した。

という話。

グリマーの必死の説得にミローシュは心を取り戻したところで終わった。今回も素晴らしい話でしたよ。ヨハンとグリマーは同じように薬物によって作り上げられた心が空っぽの人間だが、アンナがそうだったようにグリマーも自分の名を持つひとりの人間として再生されつつある。

ヨハンの特殊性はアンナを忘れないようにしたためなのか、また別の何かがあるのか、いまだにわからない。



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「BANANA FISH」第9話 感想(ワルツは私と) [アニメ/特撮]

ケツ穴シティーNYに拉致連行された奥村英二。ケツ穴処女の彼に最大のピンチがやってくる。

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ゴルツィネを裏切ってアッシュについたショーター・ウォンは、完成したBANANA FISHを投与されて英二を殺さねば自分が死ぬという暗示をかけられてしまう。

アッシュらもゴルツィネに捕らえられ、彼の処刑室に連行された。そこでは完成したBANANA FISHが政府高官に披露される余興になっていた。縛られたアッシュの下へショーターが連行される。彼はすでに意識が朦朧としていた。

さらに英二が連れてこられた。アッシュの目の前で薬物に意識を犯されたショーターが英二に襲い掛かるショーが開幕する。アッシュがどんなに叫んでも、その声はショーターの行動を変えることは出来ない。ショーターには心も意識も残っているが、恐怖が脳を犯し、彼はナイフを振り回す。

オーサーは拳銃と1発の弾丸をアッシュに与え、鎖を緩めて時間を与えた。アッシュはその銃でショーターの胸を貫き、彼を兄と同じ恐怖の幻覚から解放した。

という話で、ゴルツィネとオーサーがアッシュをいたぶる回だった。

BANANA FISHは想像通りの代物だったが、恐怖を与えて行動を支配する薬物は味方には投与できないから、捕虜にでも注射して自分の陣地に帰すのだろう。捕虜は解放されれば自分の所属部隊へ戻る。そのときに司令官などの顔を記憶させておけばひとりの捕虜が暗殺者に変わる。

こういうものに軍と共和党が関心を持っている流れ。違法薬物として社会に売ることは出来ないが、軍に高値で売れれば開発費も回収できるということだろう。

アッシュがショーターを撃つところなどがまさに吉田秋生。彼女の漫画は続きが気になってしょうがないんだよね。

このアニメがそこそこ成功して少女漫画の過去作がアニメ化される流れになってくれるのをひたすら願ってるわ。



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「天狼 Sirius the Jaeger」第8話 感想(南樺太が聖地?) [アニメ/特撮]

南樺太がシリウスの聖地なん? ヤベ、もしかしてオレってシリウス?

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シリウスの生き残りだったのか・・・。オレってレアキャラやん。

ユーリィの兄ミハイルは吸血鬼の飛行艇で南樺太へ飛ぶ。現地にはエフグラフがおり、ミハイルとクラルヴァインを出迎えた。

南樺太にはシリウスの聖地があり、シリウスはこの地で誕生して世界に散らばっていった。彼らは古代文字を使い、洞窟を加工していた。ユーリィの父は集落が襲撃される前にシリウスの匣を持ち出してこの生誕の地に戻ってきて、匣の力を使ってシリウスの匣を封印した。

その洞窟を探し当てたエフグラフは匣の封印を解ける者たちを探していた。シリウスの一族であるミハイルならばと試させたが、吸血鬼となったミハイルにはその封印を解く力はなかった。

一方ミハイルはどうしても匣を手に入れたかった。シリウスの匣がどんなものかは知らなかったが、その力を用いれば吸血鬼にも勝てると信じていたからだ。だがエフグラフとの血の盟約は彼から抗う力を奪った。エフグラフはミハイルで封印を解くことは諦めた。

南樺太へやってきたユーリィは現地で別グループの狩人と知り合った。

彼からは吸血鬼の匂いがした。男はユーリィを山中に住むある老人の元へと連れていった。山小屋に住む老人は、すでに吸血鬼に襲撃されていた。ユーリィと襲撃者の会話を聞いた老人は、シリウスという言葉に驚いた。

大体こんな話。

ポンコツ女の直江涼子はロンドンへと旅立つ。ウィラードと他のメンバーは樺太に入るまでにどこかへ行くようだ。

先週くらいからようやくエンジンが掛かってきて面白くなってるのだが、鼻白むのはやはりテンプレ描写の数々。吸血鬼という設定もそうなんだけど、その部下にロリ系双子美少女がいるとか、マッドサイエンティストがフランケンシュタインの研究をしているとか、ポンコツ姫が主人公に惚れるとか。

ギューギューに詰め込んでいるつもりかもしれないけど、テンプレ設定は観ている方にはないのと同じだから、逆にスカスカの印象を与えるだけ。吸血鬼も何も全部なしにして人狼の血族とシリウスの匣だけでアイデアを100ほど考えて推理ものっぽくした方がそりゃ面白くなる。

そういう悪い面と、作画の演技力の高さという良い面が相殺されてイマイチ印象が薄い。

もともとは読者の質の低下に合わせたのがアニメやラノベで多用される記号的表現なのだが、もはや全然機能しなくなっていてその部分はないのと一緒。白紙と一緒。だからこのアニメ、こんなに作画の演技を頑張っているのに中身がスッカスカになってる。

ちゃんとしたドラマを作りたいなら記号の羅列はもうやめるべきだと思うのね。

南樺太はわが母方の先祖の出身地なのでシリウスの匣を巡る物語のコアな部分はとても興味深く拝見させていただいた。

もしだよ、もし手塚治虫がこのアイデアを得たならどんな表現をしただろうかと考えて作ってみた方がおそらくアニメとしては面白くなるはず。

南樺太の地下に封印されたシリウスの匣を追いかける兄弟の物語に吸血鬼を使うと思う? シリウスの匣が封印された洞窟へ入るのにベラベラ説明しながら歩いて行くと思う? 手塚ならそんなわざとつまらなくする真似はしない。

ドラマが作れていないんだよ。作れない理由はテンプレ表現の数々。



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「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」(2015年作品)感想 [映画]

樋口真嗣監督による「進撃の巨人」実写版後編。これがまた・・・。



\(^o^)/オワタ



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「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(2015年作品)感想 [映画]

樋口真嗣監督による人気漫画の映画化。




/(^o^)\ナンテコッタイ、ヒグチ



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