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「仮面ライダーアマゾンズ season2」(2017年作品)第2話・3話 感想 [アニメ/特撮]

season1の主要キャラの多くも登場して、やっと事情が呑み込めてきた。

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1期のヒロイン水澤美月は駆除班のメンバーになり、水澤悠を狩る立場になっていた。悠が人を食うアマゾンになったときは、彼女が殺すと約束していた。

2期のヒロイン(死体)イユは、人食いの衝動が抑えきれない千翼(アマゾンネオ)を敵と認識して攻撃、瀕死の重傷を負わす。この辺は脚本が上手くふたつの男女関係を重ねてある。殺すの食うのと言っているが、悠と美月は悠の変化が進めば美月は彼を殺すしかなくなるが、千翼とイユは記憶だけで意識のないイユの変化が進むほどに千翼は殺すのを躊躇うようになる。人がアマゾンになっていくのと、アマゾンが人になっていく違いがある。

「仮面ライダーアマゾンズ」は昭和仮面ライダーのセルフリメイクみたいなものだが、その原点は平成ライダー初期にあり、心の痛みを強く意識した作りになっている。作品を企画した人間の原点は平成初期のライダーであって、仮面ライダーシリーズ全体ではない。

昭和の仮面ライダーシリーズが終わったとき、作り手と受け手には妙な反省が芽生えていた。それは正義と悪という大きな物語に甘え、一方的な正義の押し付け、悪の虐待がいくら何でも酷すぎたのではないかという反省だった。毎回毎回出てくる悪の怪人を、正義であるが故に何の躊躇もなく殺し爆破させるだけのドラマって何だろうという反省だった。

平成初期の仮面ライダーシリーズは、強烈な昭和ライダーへの反省から始まっている。そこにある正義と悪は絶対ではなく、正義の中の悪、悪の中の正義、二元論の消失を埋めるように展開される弱肉強食、本能と衝動、好き嫌い、愛と裏切り、昭和ライダーが子供たちに受け入れられるために捨て去り置き去りにしてきた多くの痛みが作品に盛り込まれていた。

悪い奴でも殴られれば痛い、悪い奴でも強ければ勝つ、弱ければ傷つき悩み苦しみ死んでいく。誰のために戦うか、戦った果てに何があるのか、戦いに勝者と敗者は生まれるのか、損得勘定は本当に多くのものを得るのか、そんな悩みの中で展開されるドラマが平成初期の仮面ライダーだった。

つまり、この作品は平成初期の原点に返ることで昭和ライダーを反省する立場に舞い戻ったわけだ。この原点回帰はなぜ意識されたのか。おそらく平成ライダーがあまりに大きく成功しすぎて昭和ライダーが陥った問題に再び嵌り込んだからだろう。

それは子供にウケる要素を追求するあまり人間ドラマが疎かになってきたことであり、おもちゃやカードなどのためにギミックが増えすぎたことであり、悩みや苦しみが排除されてきたことであり、それらの要求が作り手を強く縛りすぎるようになってきたことだ。昭和ライダーの反省を起点にして平成ライダーを作り上げた人たちにとって、ドラマの作り手以外の人間による関与が強くなりすぎてきたことへの反抗があるように感じる。

もう一度自分たちが仮面ライダーを再興させた地点へ戻りたいとなったときに、地上波ではないところがお金を出してくれることになった。彼らへの企画を通すために考えられたのがアマゾンだった。アマゾンはスポンサーの名前であり、昭和ライダーの名前であり、地上波から配信へ変更したことでメインの視聴者は子供から大人へと変わることになった。

だが、この作品は決して大人向けの仮面ライダーではない。子供向けのギミックは排除されていないばかりか積極的に踏襲されている。グロテスクな表現はあるもののエロティックな表現はない。あくまで子供向けヒーロー作品である。脚本も毎回からなずバトルシーンを盛り込んであり、ドラマ偏重になっているわけではない。難しい表現も抑えられている。

あくまで子供向けなのだ。

だが、地上波テレビのスポンサーたちが望んでいる「子供向け」ではない。平成初期には出来たことが、平成後期でやりにくくなっている。平成後期はまた昭和ライダーが嵌り込んだ問題が再燃している。そこで配信という手段で資金を集め、原点回帰したのだ。

一方、「仮面ライダーディケイド」を経て「仮面ライダーW」もまた原点回帰を意識して作られた。この2作品の原点回帰の違いを、ぜひ明らかにしたいのだ。時間があれば。

でも続きが気になるからいったん視聴に戻る。




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「仮面ライダーアマゾンズ season2」(2017年作品)第1話 感想 [アニメ/特撮]

随分雰囲気が変わっちゃった。おそらくテーマも違う。

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続きものだと思ったんでseason1の最終回の感想を適当に書いてしまった。テーマが変わるのならちゃんと書けばよかった。しくじったな。

2期は少年の方が「成長が恐ろしく早い」との科白があったのでアマゾンの子供っぽい。1期の登場人物の子供だとすると仁の子である可能性がある。というか子供が生まれそうな関係は彼らしかいない。

もう一人の少女は「父親に食われた」とか言っていた。少年の「食いたくならない」との科白や無表情な描写から察するにseason1に出てきた死体をアマゾン細胞で蘇らせたパターンだろう。橘が上司の駆除チームだからノウハウはあるだろうし。

少年と少女っぽいな・・・。

4Cという組織が出てきたがどういうものなのかはまだ不明。野座間製薬にどのような組織改編があったのかまだわからない。season1のアマゾンが出てくるのかどうかもまだわからない。

アマゾンとして生まれてきたことに悩む少年が、アマゾンとして蘇った少女と出会う物語かも。

season1の感想で書き残したものはseason2の感想に付け加える形で書いておくか。

ちょっと失敗したかも。




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