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「サメ」(2015年放送)感想 [ドキュメンタリー]

「シン・ジョーズ」があまりにもバカらしかったんでBBC制作のドキュメンタリーでサメの生態を観ることにした。

タイトルが「サメ」になっているがもちろん原題は「SHARK」。恐竜たちとも戦って生き抜いてきた様々なサメを紹介している。

前半で興味深かったのは北極圏の氷の下に住むニシオンデンザメ。北極の分厚い氷の下1kmの場所に生息していて、200年の寿命がある。非常に古い時代から-1度cの水温の、食料のほとんどない世界で生きている。そんな環境なので代謝を抑えるためにゆっくりとしか泳がない。

ニシオンデンザメは眼は見えるのだが、カイアシ類が目玉に寄生してしまい、盲目になるまでゆっくりゆっくり表面を食い散らかしていくために眼が見えない個体ばかりなのだ。

彼らは食料を求めて浅い場所へやってきてはイヌイットに釣られて犬の餌にされてしまう。200年生きてもこんな人生は嫌だと心底思わせる哀愁漂うサメだった。

オーストラリアのグレートバリアリーフに生息するマモンツキテンジクザメも興味深かった。こいつらは身体が小さくて他のサメに捕食されてしまうほどの雑魚だが、潮が引いたときにサンゴの浅瀬に潜り込んでそこにいるエサを独り占めする。潮が引ききって海水がなくなると、ヒレを使って陸上を歩くことができる。ああいうのを見ていると、長い年月さえあれば海の生物が陸上に上がってくることも可能なんだなと実感する。

前半のクライマックスはホホジロザメ。オットセイをハンティングする場面がある。

後半は様々なサメの生態について。貝のような形の卵を産む珍しいサメや、一度の10数匹の子供をっ出産するサメ、サメの子供が安全に暮らす隠れ家のような場所、求愛行動、人間との関係など。

ちょっと怖ろしかったのは、サメはコミュニケーションの取れる生き物だとか言い出していること。サメにはサメのルールがあってある程度それを把握すれば安全に共存できるのかもしれないが、コミュニケーションが取れるとか言い出すと、それを食うのは残酷だとかまた言い出しそう。日本人はサメもエイも食うからなぁ。

リベラルは争いのネタばかり作り出すから本当に厄介でバカげた生き物だよ。

サメの方がたしかに賢いだろうな。




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「シン・ジョーズ」(2016年公開)感想 [映画]

原題「Atomic Shark」に「シン・ジョーズ」という邦題を付けてるところからB級感満載のいわゆるサメ映画。アメリカ人はサメ映画大好きだよな。

でもB級映画でそこそこ観客が呼べるなら別に悪くはないんじゃないの? テレビアニメの総集編で儲けるより余程マシだ。新人監督のデビューにももってこいだし。

ところでなんでこの映画が「シン・ジョーズ」なのかというと、核兵器の使用によってサメが突然変異を起こしてゴジラっぽくなっているからだ。ケロイド状に焼けた魚がサンディエゴの海岸に流れ着き、その異変をユーチューバーやライフガードが嗅ぎつけて報道されない事実を暴こうとしている。

B級映画の良い点は、安く作れて脚本や演出で遊べるところだけではなく、全体に意識が低いのでプロデューサーの好みで女優を選べるところも魅力だ。大作はどうしても様々なところに配慮しなくてはならないので歳をとった有名女優に頼りがちになるが、B級映画はその辺がいい加減で、いかにも尻の軽そうな可愛い女の子が多数出演している。もろに白人ばかりなのも逆に新鮮だ。

とにかく真面目さを求めたり、意識が高い状態で鑑賞すると腹立たしくなるだけなので要注意。

ゴジラを意識しているのか、単に放射線について無理解なのか判然としないバカ脚本を楽しめば、意外とイケるかもしれない。

すみません。ウソです。

でもサメ映画ってこんなものじゃないのかな。

一番の見どころはユーチューバーたちが次々に死んでいくところかな。



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「半次郎」(2010年公開)感想 [映画]

榎木孝明主演のチェスト映画。半次郎とは幕末の志士中村半次郎こと桐野利秋。幕末のチェスト民の無茶苦茶さを描いているとしか思えない内容だった。

おそらくだが・・・この映画はリアル志向の幕末映画で、薩摩藩士を描くときに絶対に必要となるオブラートに包む感じを極力排して生のチェスト民を描けばきっと格好良く見えるに違いないとか、あるいは何でも現代の感覚で当時のことを評することへの反発とか、そんなものが込められていたような気がする。

冒頭からイカレた奴がフラフラと塹壕から出て行って幕府軍に吹き飛ばされるわ、郷中教育で戦闘民族と化した少年兵が「チェストーーーーーーーーッ!!」の掛け声とともに特攻するわ、回想シーンの冒頭で主人公が夜這いを掛けるわ、チェスト民を日本男児とすることへの激しい抵抗が心に生じてしまい、以後はそれとの戦いになる。

その割にせごどん(西郷隆盛)役の田中正次の声が小さく、この映画を観る際の覚悟というものが問われる冒頭数分である。

リアル志向はチェスト民の掛け声にも出ていて「チェァァアア、キョエァァア」と叫びながら立てた棒を倒していく様は、リアルなんだけど笑ってしまう。榎木孝明は魅せる殺陣というよりはちゃんと古武術っぽい動きになっていて、まっすぐに立てた木刀とそれがまっすぐに動かず身体を移動させていくところなど出来すぎなくらい良く出来ているだけに、なぜこれをちゃんと現代風に演出しなかったのかと悔やまれる。

現代風といっても要は完全なリアルより本物っぽく見えるように工夫するだけでいいのだが、どうもそういう映画ではないようだ。榎木孝明が木刀で木の束をぶっ叩く場面など、力の伝わりを見ると理に適ってるだけに、見栄えの悪さがもったいないったらない。

この映画の撮影時、榎木孝明はすでに50代だったはずだが身体にたるみがないことに驚く。男前は変わらないだろうが、50代であれだけ線が細いのは何かやっていたのだろうかと。腰が細いのだ。そのせいか動きもよくて桐野利秋の若い頃から演じていてもあまり違和感がない。武道をやっている人は腰回りだけは太くなるものなのに。

全体的に退屈かもしれないが、薩摩愛だけは溢れるほど感じる映画であった。

いつも思うのだが、山下洋輔の「ドバラダ門」はなぜ映画化しないのか?




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「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」感想 [アニメ/特撮]

ルパン三世のスピンオフ「Lupin the Thirdシリーズ」の最終作「血煙の石川五ェ門」を視聴。

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「ルパン三世」のOVAで劇場で先行上映されたシリーズの3作目。第1作は「LUPIN the Third -峰不二子という女-」第2作は「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」。峰不二子は観たが、次元はまだ観ていない。

子供向けテレビシリーズの約束事を廃して大人向けに作った「ルパン三世」作品で、テレビでは相手の衣服を斬ったり髪をモヒカンにするだけだった五ェ門がヤクザ者の腕をバッサリ斬り落としたりしている。五ェ門の話なのでエロはない。

とにかく作画が良く、モンキーパンチの原作に非常に雰囲気が近い。その辺は多分に意識されているようだ。ただルパンにはSF要素がないので、対象年齢を高めに設定したところでやれることがさほど大きく変わらないのが難点。個人的には作画アニメとして楽しんだ。

ホークという化け物のように強い木こりが出てくるのだが、そいつと五ェ門との戦いが激しく、五ェ門の肩の筋肉が削がれていく場面はとても痛々しい。

銭形警部を山寺宏一が演じており、オレは山ちゃんの銭形を聴いたときに「上手いなぁ」と感心したのだがどうもルパンマニアには不評だったようだ。何が不満だったのかは知らない。上手いだろ?

監督の小池健もモロ同年代。五ェ門の殺陣は居合なのでどう描くのかが見どころになるが、居合のタイミングをはかってる場面で全身の神経にピリッと電流が流れるところが見える演出とか、身軽に飛び移りながら一刀で相手を斬り伏せられる位置に最短で移動していくところとか、五ェ門らしさ満載で面白かった。

峰不二子はひと世代下の若い監督と岡田麿里の組み合わせが新鮮で楽しめたものだが、こういう正統派のルパンもやはり面白い。

登場するバイクや自動車などは60年代後半から70年代初めのものばかりで、その辺も見どころ。

なかなか良かった。暇つぶしにはちょうどいい。



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