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「人生の約束」(2016年作品)感想 [映画]

石橋冠監督によるヒューマンドラマ。石橋冠ってあの石橋冠? 主演は竹野内豊。

富山らしい陰湿な話。東京で成功した会社のCEO中原祐馬が友人からの電話で故郷の富山に戻ってみるとその友人は死んでいた。話を聞くと祭りに使う曳山を別の街に売ってしまって、そのことでトラブルになっていたという。周囲の人間は隣町に騙されたと話した。

友人の町は人も金もなく立派な曳山を維持できない。それを見越して買ったのだといわれ、いったんは引き返すしかなかった。言い値で買うと告げると相手は怒鳴り散らして意味不明なことを言った。

そのころ会社では東京地検特捜部の捜査が入り、それが原因で中原祐馬は会社を退くことになる。

故郷に戻った祐馬は友人が辿った晩年が自分に重なっていくのを感じた。病気だった友人は命が終わる前に祭りを通じて大地に繋がろうとしていた。彼もまた自身で作った会社というものがなくなり、何かを求めることになったとき、目の前には祭りがあるのを認めることになる。

そして彼は友人の代わりに曳山を牽かせてもらった。

という話。とてもいい話。いい話だけどなんかいろいろ陰湿なところもある。

脚本家としては陰湿なんじゃなくて祭りの大切さを理解していない人間の心なき振る舞いがいけないと言いたいのだろうし、構成もちゃんとそうなってはいるのだが、富山だしなって気になってしまうのが残念。いや、富山に恨みはないけども。嫌味が多いし、排他的だし、不愛想だし、他人に甘えすぎなんだよな。

田舎者は犬の価値観で生きているので、犬のように序列を意識して生活しないといけないのがつらいところ。そのくせ外人は別なんだわ。外人にすこぶる弱い。田舎者なんだよな。

悪くはないけど、繋がる繋がるいうても、その土地で生まれてその土地の上下関係に組み込まれた人間だけのことだし、田舎者だからすぐに誰かを排斥したがるし、ろくなもんじゃないぞ。


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