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「ロードス島戦記」(1991年作品)第1話 感想 [アニメ/特撮]

仮面ライダーと同時に「ロードス島戦記」も観ていくことにした。

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個人的にジュブナイルからライトノベルへ変化していくきっかけになった作品として位置付けている。

あくまで個人的な分類なのだが、眉村卓、半村良、栗本薫までが一般小説、平井和正から菊地秀行、夢枕獏くらいまでがジュブナイル小説、藤川桂介、富野由悠季が過渡期、水野良くらいからがオレにとってのラノベだ。ここ10年くらいのラノベは小説だとは思っていない。

要はハイティーンが読むちょっと中二病掛かった小説のことで、それをむかしは普通の作家が読者に合わせてレベルを落として書いていたが(眉村卓、半村良、栗本薫までのSF作家たち)、そこ向けにしか書けない作家が現れ(平井和正、菊地秀行、田中芳樹、夢枕獏ら多数)、そこ向けにしか通用しないレベルの文章でも売れればよいとされ(藤川桂介、富野由悠季などアニメ・特撮関係者多数)、ついに一般小説から分離された(水野良ほか有象無象)。オレにとって広義のライトノベルの変遷はこんな感じで頭の中で分類されている。

だからあまり良いイメージは持っておらず、「ロードス島戦記」のイメージも悪い。なにせ角川スニーカー文庫が成功してからというもの本屋の棚はみるみるファンタジーもどきで溢れてしまい、街の本屋からハヤカワ文庫が消えてしまって欲しい本が手に入らず往生したのだ。その状況は改善されるどころか悪化の一途を辿り、東京へ出て出版社勤務となってからは本屋に入るのも嫌になっていた(おい)。

とは言っても、それも過ぎ去った日々であり、水野良以降確立していったファンタジーや異世界のフォーマットもすでに陳腐化、読者は食欲と性欲しかないバカばかりとなった昨今、往年のRPGを思わせる異世界ものも逆に新鮮かもしれないと視聴することになった。

第1話を観た限り、技術的に古さはあるもののかなり凝った作りになっている。デジタルエフェクトがそれほど確立していない時代によくこれだけ凝った画面にしたものだと。キャラクターは80年代風であるものの悪くない。物語もそれなりにちゃんとしていそうだ。RPGっぽいのはこの作家の指向性だから仕方がない。

1979年に連載が開始された栗本薫の「グイン・サーガ」を読み、ドラクエなどで遊んだ世代の創作物なのだなとすぐにわかる。

アニメしか観てない奴が作ったアニメは面白くないとよく言われるが、Jファンタジーを読んで育った世代のJファンタジーだから、これから面白くなくなっていく最初の作品といえるかもしれない。「ベルセルク」の三浦健太郎もそうだが、Jファンタジーに影響を受けた最初の世代くらいまではまだ読める代物ってことなのだろう。

広義のライトノベルの歴史とアニメの歴史はもしかしたら関係あるかもしれず、その解明の手掛かりになるかもしれない。

作品は良く出来ていて悪くない。なかなか面白いですよ。



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