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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第14話・最終回(出口をさがす旅)感想 [アニメ/特撮]

ヤンはブルース・アッシュビー謀殺説の推論を話し始めた。

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そもそものきっかけはマルティン・オットー・フォン・ジークマイスターという人物が内務省社会秩序維持局に勤務する父親の家に生まれたことだった。彼の父は男爵であったが、貴族の末端に連なっているにすぎず、その矜持を保つために平民の間の共和思想家を検挙し弾圧することに存在意義を見出す人物だった。彼の取り調べは壮絶を極め、同僚でさえ辟易するほど苛烈であった。

彼は敵である共和政治に関する発禁書を自宅に持ち帰り、熱心に研究を進めていた。だが当然のようにその家に生まれた息子はその発禁書に触れて育つことになった。息子がは共和思想に染まっていったのは、陰険で家庭では暴君であった父親に対する反発があった。こうしてジークマイスター少年は銀河帝国の不公正な社会を糾すことを目指すようになった。

帝国内に置いて政治思想の差異を表明することは命の危険に関わることだったので、彼はそれを裏の顔に封じ込め、士官学校を卒業したのち任官して扇動者として傑出した才能を見せるようになった。彼は巧妙かつ慎重に銀河帝国内に組織の糸を張り巡らせていった。

父親が死んだのち、ジークマイスターはクリストフ・フォン・ミヒャールゼンという同志を得ることになった。ミヒャールゼンは男爵であったが財産を巡る争いから貴族社会に不信の念を抱いたが思想的に確固としたものはなく、ただジークマイスターが作り上げた組織の中で力をつけていくことに喜びを見出していた。組織は彼の加入によって完成することになった。それは銀河帝国の歴史上もっとも完成された反国家的スパイ網であった。

組織が完成するとジークマイスターは同盟への亡命を考えるようになった。そして46歳で大将として自ら志願して前線に出てそのままシャトルで逃亡、亡命を果たした。彼にとって自由惑星同盟は理想の体現者であり、彼は積極的に貴重な情報をもたらすことになり、その真摯な態度は同盟側に利用すべきと判断させるに十分なものだった。彼は東郷作戦本部の一角に分室を預かり、そこから銀河帝国内にあるスパイ網を遠隔操作した。彼の功績は公に出来るのもではなかったので、公的な資料は一切残っていなかった。

同盟政府は彼に中将待遇と閣下の称号を与えて遇した。しかし歳月は彼に同盟の欠点を見せる役割を果たした。自由惑星同盟でも政治家の汚職などは常に起こっており、決して理想の社会ではないと知った彼は落胆の日々を過ごしたがそこに希望の新生が出現した。それが730年マフィアであった。ジークマイスターは同盟軍の若い鋭才に残りの人生を賭けることにした。

このときジークマイスターがブルース・アッシュビーをリーダーに選んだことがその後の各自の運命を決定づけることになった。ジークマイスターによって介されたミヒャールゼンによってもたらされた情報をブルース・アッシュビーが活かした。アッシュビーは情報を扱うことに長けた天才であった。この間に帝国内のスパイ網は、同盟に協力する組織ではなくアッシュビーの武勲に協力する組織に微妙に変化した。彼らの関係は7年間破綻することなく続き、最後まで壊れることはなかった。

それは、第2次ティアマト会戦でアッシュビーが死んだからであった。結果として彼は政治家へ転向することはなく、理想は矛盾することなく弾けたのだった。

第2次ティアマト会戦のころともなると、帝国軍としても情報が洩れているとの深刻な疑惑に気づかざるを得なくなっていた。軍組織内部で査察と調査が繰り返され、その結果ミヒャールゼンが疑われ出したのは開戦の直前であった。ケーフェンフィラーがコーゼル大将に呼び出されたのは、疑われたというより炙り出すための誘い水のようなものであった。

ところがそのコーゼル大将が戦死し、名だたる諸将が亡くなったことで追及の手はいったん止まった。人材難となった軍は確たる証拠もなく将校を裁けるような状態ではなくなってしまったのだ。アッシュビーが戦死したことで情報提供先を失ったミヒャールゼンが活動を停止させたことも軍が追及の手を緩めるのに役立った。こうして問題は先送りされた。

ジークマイスターは当時63歳になっていたが、帝国と同盟双方に失望した彼は分室を他人に預け、ハイネセン郊外に隠棲してしまい、風邪をこじらせて3年後に死去した。

ミヒャールゼンはほとぼりが冷めるのを待って活動を再開したが、ジークマイスターはすでにおらず、情報を活用するアッシュビーもいなくなってその影響力は著しく低下してしまっていた。それを悟った彼は組織を誰かに預けたがったが人材がおらず、やめる時機を逸したまま6年の歳月が経過した。

ある日のこと、軍の中で大きな人事異動が行われることになり内務省に1万人以上の将官が詰めかける出来事があった。そこには中将であったアッシュビーもいたが移動部署の発表に手違いがあって将官らが騒ぎを起こすのを見て肩をすくめた彼は自室にこもってしまった。そして発見されたときには頭を撃ち抜かれて死んでいた。この事件は自殺他殺の区別がつかないまま迷宮入りしてしまった。

以上がケーフェンフィラーが40年かけて集めたすべてだった。しかし証拠は一切なくすべては仮説の域を出ていない。ブルース・アッシュビー謀殺説とは、むしろ銀河帝国側において必要な裏づけのない事実であった。

翌日、ヤンは第8艦隊作戦課に配属が決まった。


という話。

歴史家志望の後輩にキャゼルヌが休暇がてら課題を与えたみたいな内容だった。

最後はちょっと物足らなかったけども、これで「銀河英雄伝説」旧作OVAをすべて視聴したことになる。久しぶりの銀英伝体験で、しかもアニメ版も小説同様素晴らしい出来だった。これは観ておくべき傑作シリーズ。かなり長いけどね。


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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第13話(ひとつの旅の終わり)感想 [アニメ/特撮]

急死したケーフェンフィラーの遺体は惑星マスジットの共同墓地に埋葬されることになった。

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予定外の1週間を惑星マスジットで過ごしたのち、ヤンはようやくハイネセンへと戻った。空港にはアッテンボローが迎えに来てくれた。彼らはキャゼルヌの自宅へ向かいその婚約者の手料理を食してからブルース・アッシュビー謀殺説についてわかったことを報告した。

ヤンはこれが自分の推理であると断った上で、ジークマイスターとミヒャールゼンという人物が帝国内にスパイ網を形成し、アッシュビーがそれを利用して戦果を挙げていたのだと言った。これは英雄に似つかわしくない話であり、アッテンボローなどは酷く動揺した。


という話。

ほぼヤンがハイネセンに戻ってくるだけの内容。これは水増しが酷い。ヤンが主人公の外伝はこれだけなのでちょっと不満が残る出来だ。最終回で謀殺説の内容が明らかになりそうだ。



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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第12話(過去からの糸)感想 [アニメ/特撮]

実務をムライに任せきりにしたヤンは、歴史家志望の本能が目覚めたかのように資料を読み耽った。

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ヤンの他パトリチェフも配置換えが決まってケーフェンフィラーを加えた3人はハイネセンへ赴くことになった。彼らは中継地で新年を迎えることになり、地方さんのビールでささやかな祝杯を挙げた。

アルコールの入ったケーフェンフィラーが語るところによれば、彼は第2次ティアマト会戦に情報参謀として参戦していた。配属はコーゼル大将の旗下であった。彼はコーゼルに単独で呼び出されたことがあった。コーゼルはケーフェンフィラーがミヒャールゼンの下で働いていたことで何か相談されたことはないかと尋ねた。コーゼルは会戦が終わったのちは統帥本部次長就任が内定しており、それはミヒャールゼンが絡んだ帝国軍部内の問題について調査するためだと言い協力を求めてきた。

ところがコーゼルは繞回進撃によって優位に立っていた帝国がブルース・アッシュビーの敵本隊によって突き崩され40分間で60人の将校を失った際に倒れたうちのひとりに加わってしまった。ケーフェンフィラーは同盟の勧告に従い降伏し、捕虜となった。

そう語りながら、ケーフェンフィラー大佐は静かに息を引き取った。享年71。


という話。

ケーフェンフィラー死んじまっただよ。第2次ティアマト会戦における情報漏洩の問題は何も解決しないのか?

うーんこれは意外な展開。おいおい。



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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第11話(エコニアの英雄)感想 [アニメ/特撮]

ムライ中佐は1日早く惑星エコニアに到着した。

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ムライの追及は厳しいものであったが不公正さは微塵も感じられず、これをヤンは好ましく感じた。彼の仕事ぶりは素早くその日のうちに関係者からの聞き取りを終え、夜には処断を下すに至った。

バーナビー・コステアは公金横領の罪で監禁されることになった。彼はフェザーンに匿名で口座を設けており、ムライは到着する前にすでに調べ上げていたのだった。コステアは捕虜及び兵士の被害者のことも含めて軍法会議にかけられることになった。

反乱捕虜の主犯プレスブルグ中尉は1週間の独房入りを命じられた。ヤンについて不必要な発言をしたパトリチェフには譴責処分が下された。処分は以上であった。ケーフェンフィラー大佐についてはヤンとパトリチェフを救った功績によって釈放が決まった。

ヤンは40年ぶりに出所するケーフェンフィラーの荷造りを手伝いながら、ブルース・アッシュビー謀殺、ジークマイスター亡命、ミヒャールゼン暗殺などの事件がどのように繋がるのか質問してみた。しかし老人はそのことに直接答えるつもりはないようだったのでヤンは自力で調べ上げ彼を感心させてやろうと心に決めた。

キャゼルヌから高速通信が入り、ヤンはハイネセンへ戻れると知らされた。これは今回の事件を逆手にとってキャゼルヌが上手く立ち回った結果だった。

ヤンは参事官として在任2週間という新記録を打ち立てた。


という話。

結局バーナビー・コステアの横領事件はブルース・アッシュビーとあまり関係がなかった。彼が第2次ティアマト会戦の最年少参加者で辺境に飛ばされていること、また同じようにアレクサンドル・ビュコックも辺境に飛ばされていることなどどのように繋がっているのかいないのかまるでわからない。

もしかして関係ないとか?



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Twitterまとめ投稿 2018/05/23 [日記]


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「銀河英雄伝説 Die Neue These」第8話 感想(カストロプ動乱) [アニメ/特撮]

みんな軍人なのにホストみたいに髪が長いのね。しかも前髪。邪魔じゃない?

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第7次イゼルローン攻防戦の同年に起こったカストロプ動乱の映像化。この戦いの意味はラインハルトと比べて出世の遅れていたキルヒアイスを中将に出世させて1個艦隊を預けられるようにすることにある。

キルヒアイスが出征する前にはシュムーデ提督が討伐隊として派遣されたものの返り討ちに遭っている。第1次討伐隊が失敗し、第2次をラインハルトに押し付けて恥をかかせるつもりがふたりはこれを出世の好機とみてあえて受諾している。

ラインハルトはキルヒアイスを傍に置いておくために彼の出世を少し遅らせたのではないかと後悔しており、また彼の才能を間近で見て自信もあったのでマクシミリアンの討伐に差し向けて一気に他の諸将に追いつかせ、また才能を認めさせた。それともうひとつ、ラインハルトのように激しい戦闘を好まない彼の性格の描写も兼ねている。まさにキルヒアイスのための逸話だ。

ただ戦術など大幅に改変してあるはず。こんなだっけ? みたいな疑問で頭がいっぱいになってしまった。それにマクシミリアンをすぐに殴る暴力的な暴君にしてあったのも好みではなかった。あんな人間ならシュムーデ艦隊のときに反乱が起こってるだろうと。彼は貴族で平民を見下している。それに対しラインハルトが目指す新しい秩序は平民を虐げないのだと示す逸話にあの暴力性は必要だったのだろうか?

恭順を示すのは貴族社会なのか銀河帝国なのかという踏み絵になっていなかった気がする。あれではパワハラに対する腹いせでも話が成り立ってしまう。キルヒアイスがマクシミリアンの暴力性を知っていてそれに賭けて作戦を仕掛けたみたいになっていた。それではおかしいでしょ。キルヒアイスはラインハルトとゴールデンバウム王朝とどちらを選ぶか踏み絵を踏ませたのに。平民出身兵士たちが貴族を捨てラインハルトになびいた、としてくれないと話が通じなくなる。

カストロプ動乱は、ラインハルトとキルヒアイスによる最初の門閥貴族討伐である。その意味はまだ二人しか知らない。帝位簒奪を狙う秘密を共有しているふたりが、最初の餌食にしたのがマクシミリアンだった。マリンドルフ伯は捕まったところはあったが救出されたところはなかった。

説明ではなく描写しろとはよく言われることで、この新作は説明を省いて描写を増やしている。定石通りで悪くないように思えるが、旧作は説明的ナレーションが全体を引っ張る構成にしたことで未来の歴史家が過去の英雄伝を語っているという側面を強調させることに成功した。描写を減らしたことが人物の複雑性や二面性を説明するのに役立ったのだ。定石は万能ではない。

イゼルローン要塞をヤン・ウェンリーの奇策によって失ったことを帝国が知る場面も旧作では描写されず説明された部分。描写したことでこの知らせが驚きをもって迎えられた部分は強調されていた。しかし、3長官の引責辞任がラインハルトに仕掛けられた罠に等しかったこと、それをラインハルトが回避したこと、目的を見失わない戦略眼について上手く強調されたようには見えなかった。その前に金髪の小僧を彼らが嫌っていることも新作は印象が薄い。

オーベルシュタインについては先週も書いたが彼は出ていけと言われて素直に出ていったらたまたま旗艦が撃沈しただけで脱走兵ではない。でも先週の描写だと完全に脱走兵だ。ラインハルトの一存で脱走兵を救えるのかという疑問は拭えない。脱走兵を旗下に加えるのはおかしい。

と、なかなか新作の良いところが見つからなくて逆に困惑中。

説明を減らして描写するようにしたら情報不足で伝えきれていないという結果になったと解釈している。歴史の本を一気読みしているような独特の感覚は新作にはない。かといって次から次へと語ることがあるのにゆっくり描写も出来ない。

フリードリヒ4世がゴールデンバウム王朝滅亡をそこはかとなく感じているシーンも映像としては美しく良く出来ているが、そこに尺を割くのと、ナレーションで状況の説明を畳みかけているバックで薔薇をいじり続けているおっさんの映像を映すだけとどちらがよりフリードリヒ4世を描けるのか、難しいところだ。フリードリヒ4世はなかば譲るかのようにラインハルトを育て出世させていたのは外伝「千億の星、千億の光」に詳しい。

あと第8話で驚いたというか違和感だったのは、帝国貴族の装束。中世的ないかにも貴族という服装ではなくもっと簡素で現代風になっていた。現代といっても100年前の英国風というか、開拓時代初期のアメリカというかそんな感じ。それで自由惑星同盟はもっとラフになって20世紀風なんでしょ。対比が上手くいくのかどうか不安しかない。それに帝国の軍服がぶかぶかに見えるんですけど。ヨウジ・ヤマモトか、みたいな。

なんというか、何もかも噛み合ってないと言いますか、バタバタしている印象しかいまのところありません。ガンガン歴史のページをめくりまくって欲しかった。

これから政治的な問題も絡んでくるのにこれで大丈夫なのかなと。ヘタに描写したら脚本家の感性がモロに出て、とんでもなくショボ臭くなる場面がたくさんあるんですけどねぇ。



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「機甲猟兵メロウリンク」(1988年作品)第7・8話 感想 [アニメ/特撮]

「装甲騎兵ボトムズ」の外伝「機甲猟兵メロウリンク」。機甲猟兵は生身でATを狩る人たちのこと。

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第7話・レイルウェイ

あらすじ

元プランバンドール機甲大隊のガナード少尉が山賊となり列車を襲うとの情報を得たメロウリンクは、当該列車に潜り込んで襲撃を待つことにした。列車はバンディット駅で臨時停車し、何故か軍に接収されてしまった。軍は装甲列車を連結して何者かに備えているようだった。噂通り山賊は出没した。その中にガナード少尉の赤いスコープドッグがあった。ガナード少尉はメロウリンクと格闘の挙句にパイルバンカーを食らう。死に際に彼は本当の敵はオスカー・フォン・ヘルメシオンであることを匂わせて絶命した。ヘルメシオンは連結させた民間車両を切り離して自分だけ逃げてしまった。

感想

オスカー・フォン・ヘルメシオン准将の名を語ったのはルルシー。ヘルメシオンはルルシーにとっても敵らしく、彼女は列車の食堂車でヘルメシオンと会話を交わしている。ここから最終話までオスカー・フォン・ヘルメシオンを巡る物語になるみたいだ。


第8話・ゴーストタウン

あらすじ

装甲列車だけ逃げ延びたあと残された民間車両は牽引列車の到着を待ってようやく現場を離れた。メロウリンクはルルシーとカップルを装い民間人に紛れて列車で移動していた。ヘルメシオン准将はかつての部下ガルボネール・J・ボイル少佐を使ってメロウリンク殺害と彼の姪であるルルシーの保護を命じた。ボイル少佐は第18メルキア方面軍第2師団特殊機甲部隊隊長の任にあり、そのような命令を受けるいわれはなかったがいまだヘルメシオン准将の傘下であったために断り切れず、ケラマで列車を止めて臨検を行った。ふたりはその場を逃げ出し、ゴーストタウンとなったケラマの街に逃げ込んだ。ボイル少佐はそこにヘリ輸送でATを投入。ふたりはたちまち地下へ追いやられたがそこにあったATの人工筋肉用の揮発性ガスを利用して敵の発砲を封じた。ボイル少佐に格闘戦を挑んだメロウリンクであったが簡単にあしらわれ、ルルシーを奪われた挙句とどめも刺せないまま敵ヘリの無謀な攻撃によって施設は大爆発を起こし、彼は独り取り残されたままになってしまった。

感想

なぜ少佐の命令を無視してヘリが火器を使ったのかよくわからなかった。しかし全体として緊張感に溢れて素晴らしい出来。正味20分くらいだがあっという間に終わってしまうのが残念。渡辺信一郎演出回はどれも迫力がある。エフェクト作画を誰がやっているのか、タワーの爆発シーンは凄かった。とにかくだね、プラモが欲しくなる。スコープドッグはヤバいよ。こんな格好いい機体はない。



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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第10話(顕微鏡サイズの反乱)感想 [アニメ/特撮]

惑星エコニア捕虜収容所所長バーナビー・コステアは、公金を横領していた。そしてヤン・ウェンリーを秘密の監察官だと勘違いし、暗殺を企てたのであった。

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ケーフェンフィラー大佐は退路を確保した上で捕虜のような扱いを受け入れていた。またヤンやパトリチェフが賭けていた手錠も細工がしてありすぐに外れる代物であった。反乱者たちはパトリチェフにすごまれ仕方なく武器を放棄して大佐が用意した脱出路の中へ入っていった。

地下通路を抜けてみると壁を隔てた向こう側からコステアの声が聞こえてきた。彼はヤンとケーフェンフィラーの死体を必ず見つけろと声を張り上げていた。そこに乗り込んみコステアに罪を認めさせたうえでヤンは事後処理の責任者となって事態の収拾を図ることになった。


という話。

ヤンが事態を報告した先から派遣されてくるのがムライだ。

とりあえずコステアの犯罪はわかったが、彼の個人的犯行であってアッシュビー謀殺説は上手くリンクしない。ただアッシュビー謀殺説は帝国と同盟の間の壮大な陰謀とされている。

その謎の迫ったのはただひとりケーフェンフィラーだけのようである。


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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第9話(捕虜と人質)感想 [アニメ/特撮]

惑星エコニア捕虜収容所副所長ジェニングスが夜間警備中に暴動の捕虜になったという知らせによってヤン・ウェンリーは真夜中に叩き起こされる羽目に陥った。

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ヤンとパトリチェフは偵察に行かされることになり、その際に反乱者の仲間割れの隙を突いてふたりを捕らえた。彼らから少将の情報を聞き出したあと管制室へ戻ってみると反乱者から所長と副所長の人質交換の要求があった。所長に人質になる気はさらさらなくその役目はヤンとパトリチェフに押しつけられた。

人質となったふたりの元にケーフェンフィラーがやってきて、裏の事情というものを教えた。それによると所長のバーナビー・コステアは横領を行っているとのことだった。どうやらパトリチェフがその罪を着せられる役割で、ヤンはまた別の理由で殺され英雄になる筋書きだという。

ケーフェンフィラーはジークマイスターとミヒャールゼン両提督がブルース・アッシュビー謀殺説と関係があると断言した。謀殺説の投書は彼が行っていたのだ。


という話。

徐々に核心に迫ってくる。

最後はヤンたちが捕まっている部屋の壁が吹き飛ばされたところで終わっている。どうもバーナビー・コステアが後ろ黒い奴だったようだ。

好漢パトリチェフの民主国家擁護が彼らしくて好ましい。最後の死に方を知ってるだけにちょっと寂しいけども。



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「銀河英雄伝説外伝・螺旋迷宮」第8話(収容所惑星)感想 [アニメ/特撮]

惑星エコニア捕虜収容所に赴任したヤン・ウェンリーを出迎えたのはパトリチェフ大尉だった。

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惑星エコニアは人口10万人。そのうち半分以上が捕虜で、彼らは街で自由にアルバイトなどをして経済を支えていた。

捕虜収容所のバーナビー・コステア大佐は偉ぶらない人物で好感が持てた。彼の部屋にはフレデリック・ジャスパーの肖像が掲げられていた。大佐は第2次ティアマト会戦に参戦した人物であったのだ。

55000人の捕虜に対して同盟軍は3600名。捕虜が団結して決起すればひとたまりもない陣容であった。そこで捕虜の自治組織と上手くやる必要があった。自治組織の長はケーフェン・フィラー大佐といい帝国では男爵家の当主だった人物だ。彼は第2次ティアマト会戦で捕虜になって以来ずっとこの収容所で暮らしていた。すでに高齢であり、故に一目置かれる存在になっていた。何度も帰国のチャンスがありながら何故かこの収容所に居座り続けているという。

ケーフェン・フィラーは何か不足はないかと尋ねるヤンに対し、知的好奇心を満たすためにジークマイスター亡命事件の真相とミヒャールゼン暗殺事件について知りたいと要望した。

ヤンの身の回りの世話を任された男はウォリス・ウォーリックにも仕えていた老人であった。

その夜、副所長が人質になった脱走事件が起こりヤンは叩き起こされることになった。


という話で、最後の人質事件はヤンを狙ったものだと明言されて終わっている。ヤンが命を狙われるのはブルース・アッシュビー謀殺説が絡んでいそうだが、なにがどう絡んでいるのか手掛かりがない。ケーフェン・フィラー大佐がヤンに話したジークマイスター、ミヒャールゼンという人物がアッシュビーに情報を流していた犯人だとして、彼らの亡命まではわかるがなぜアッシュビーを殺す必要があったのか、はたまた謀殺は流言なのか、上手く隠されている。



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