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「少女終末旅行」第11話 感想(ヌコの正体) [アニメ/特撮]

第11話はチトとユーリがヒト型兵器と遭遇する話。

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超強力なヒト型兵器が頭上から落ちてきて、先週拾ったヌコがその兵器を起動させてしまい、そうと知らないユーリがミサイル、ビームを立て続けに発射。街は大破壊に見舞われてしまう。

ヌコが銃弾を飲み込み消化する変な生き物で人語を解し、さらにラジオの電波がやってくる場所まで特定したところからこの生物がヌコ(ネコ)などではなくもっとヤバい何かだと情報開示してからヒト型兵器登場、ヌコによる兵器の起動まで早い。短くまとまっているし、テキパキした場面展開が最近のお気に入りなのですごくよかった。

さらに前に登場した宗教的なトーテンポールみたいな支柱とヌコがそっくりだということにチトが気づき、今回のところはここでいったん終わり。ヌコは銃弾の他に燃料も飲むことができる。ただ人類が滅びた後を探索するだけの話にいい感じの謎解きの道具が加わった。ヌコと命名したときはあざといかなと心配したが、設定が良かったしその開示が上手かった。

最後に出てきた原子力潜水艦の使い方は「リュウの道」とかと同じで懐かしい感じがしたね。原子力を動力にしていると、人類が滅亡した後も機械は動き続ける。それを別の時代からやってきた人間が発見して驚く、と同時にアポカリプス後の世界で滅亡以前の道具を使わせるための装置でもある。すごくオーソドックスだけどいまはあまり使われていない表現なのでもっと活かしても良かったかも。陸に上がった潜水艦じゃ使いようがないもんな。

そういうことは来週に持ち越し。

今週は演出よりも内容に興味を持てた回だった。

内容に興味を持った理由は、謎とその解明の手掛かりがあるから。延々と同じ情景でときどき変化があるだけでは飽きる。

物語は始まりと終わりがないと。

原作はずっと続いているのだろうが、アニメはきっちりかっきり終わって欲しいよな。



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「いぬやしき」第10話 感想(獅子神壊れる) [アニメ/特撮]

獅子神が犬屋敷を見つけてしまい、大バトルへと発展。東京が滅茶苦茶になる展開。

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獅子神が仕掛けた飛行機墜落の第2弾を犬屋敷が阻止。それに怒り狂った獅子神がついに犬屋敷を発見した。犬屋敷は悪の限りを尽くす獅子神を説得しようとするも失敗し、機械の身体になったふたりが東京上空で大バトルを演じてしまう。

この場面で獅子神が、正義と悪という二元論でしか物事を考えられない単純思考であることがわかる。人間は言葉を使って思考するので、普段から語彙が貧弱で哲学的な裏付けがない言葉しか使っていないと、それが考え方の枠組みとなって人を縛る。獅子神は漫画ばっかり読んでいたので、敵か味方か、善か悪かといった少年漫画的な単純思考が考え方の枠組みとなって彼を縛っていたのだ。

犬屋敷は平凡な人間ではあっても長く人を描く物語からくる語彙に触れて育ってきたので、人殺しに意味を見出さず人助けをし、獅子神にもそうであってほしいと願った。獅子神も別に人殺しに快感を覚えていたわけでもなく、自分を排除しようとする者に対抗していただけなので本当は犬屋敷を理解できるのだが、他人の言葉を理解するのも自分の言葉が作った考え方の枠組みの中でしか展開されないから、「若くて格好いいはずの自分が悪で、醜い老人がヒーロー」という形に状況が歪められ、それはおかしいじゃないかと思ってしまった。

面白かったのはあの一瞬の場面だった。

他人を理解するには、その他人と同じくらいの理解力がないと無理だという話。理解力は語彙というよりは多くの語彙を駆使して創作された物語に触れる中で成長する。もっとも身になるのは人生という創作物に接する経験であり、老人である犬屋敷にはそれがあった。次に身になるのが、人を描こうと苦心惨憺した作品を読書すること。獅子神にはそのどちらもなく、言葉の幼稚さが理解力の幼稚さとなって彼を縛り、正しさから遠ざけてしまった。獅子神も可哀想だが、自分の話が歪んだ形でしか相手に伝わらない犬屋敷も可哀想だ。

そのあとのバトル展開は映像が素晴らしかったな。CGはバトルシーンを長く出来いるからいいよな。

犬屋敷が娘を助けるシーンも良かった。反抗期の娘が一瞬でも幼いころの純粋さを取り戻してくれるだけでお父さんは大感激だろう。「Infini-T Force(インフィニティーフォース)」っていうタツノコヒーローがたくさん出てくるアニメは1クール使って延々これをやってるのだが、父と娘が和解する場面なんてほんの一瞬で効果的に伝わるものだ。散々説教垂れるほどのものじゃない。あのアニメの脚本家はまったくダメだ。視聴者の質も低い。

「いぬやしき」は原作者のレベルが高いね。

楽しませ方と伝え方に長けている。



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「さよならの朝に約束の花をかざろう」宣伝 [アニメ/特撮]

P.A.WORKSの劇場公開作「さよならの朝に約束の花をかざろう」のPVを観たんだけど、売れない質アニメの臭いがプンプンしてヤバかったので、宣伝も兼ねて記事にしておいた。

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美術監督がP.A作品ではお馴染みの東地和生氏。東地さんの作品集「Earth Colors」は溜息の出る美しさ。引っ越し先の家でも本棚に飾ってあって、いつでも手に取って眺められるようにしている。

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スタッフもちゃんとしているし、映像も予想よりよさ気だったからつまらないってことはないと安心したものの、最初から泣かす気満々で「女子です!」的な雰囲気がプンプンしてる。

なんか一般層の食いつきが悪そうな嫌な予感がする。

アニメってだけで一般層には敷居が高いんだから、ウソでもいいから「みんなで笑顔になれる」みたいなオーラで宣伝しなくて大丈夫なんだろうかと。「女子です!」を全面展開していいのかなって。「監督は女子です!」があまり前面に出てくるとオレは恥ずかしくてアマプラ追加待ちになっちゃうよ。

岡田麿里肯定派だからそこそこ売れて、興行収入だけで収支トントンに持っていければいいのになぁ。

女子です!」出しすぎだよな。ってPV観て思った。

ただ美術は期待できそう。

劇場版なんだから単独で美術集出すよね?

絶対に買うから出して欲しいわー。


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2018年冬アニメ視聴予定・追加版 [アニメ/特撮]

①「刻刻」制作:ジェノスタジオ

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胸糞悪い漫画らしいが、ご近所の大学生のお勧めだったので。どんな話なのかまったく知らないが、時間を止めて事件を解決したり殺されたりするらしい。まったく未知数。胸糞悪かったら切る。

②「バジリスク ~桜花忍法帖~」制作:セブン・アークス・ピクチャーズ

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パチンコアニメだが1期を観たのでとりあえず。山田風太郎とはもはや無縁の代物らしい。ヘンテコ忍者がたくさん出てくれば継続。パチンコルールに縛られているようなら切る。

③「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」制作:京都アニメーション

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一番の期待作。画面の美しさはちょっと信じられないレベルだった。ところがアクションシーンの動画を観てみると、良く動いてはいるが痛さが全然伝わってこない。綺麗なだけで良かったんじゃないですかね。全然痛そうじゃない戦闘シーンに意味なんてあるのかと。

④「恋は雨上がりのように」制作:WIT STUDIO

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WIT STUDIOだったので恋愛ものも一つだけ選んでおいた。でももう恋愛アニメには耐性がなくなっており、最後まで観るかどうかは不明。面白くても臭いと耐えられなくなっている。

⑤「宇宙よりも遠い場所」制作:マッドハウス

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2番目の期待作。小娘主人公で0話切りする寸前だったが、小娘が南極を目指す話と聞いて興味を持った。しかもマッドハウスオリジナル。南極観測船に小娘がなぜ乗り込んでいるのか意味不明だ。南極1号から4号みたいな扱いなのだろうか? 人間の小娘と見せかけて、実は男性隊員の妄想の産物だったとか、たとえ人間だったとしてもメンバー全員が最後に凍死すれば神アニメになりそう。男性隊員がいない、小娘だけの調査隊だったとしたら、発狂の後に殺し合うとかやって欲しいなぁ。ウソです。

⑥「ハクメイとミコチ」制作:Lerche

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来期の美術枠。背景は草薙。どういう話か分からないが、小人とかコロポックルとか妖精とかそんなものの日常を描いた作品だとお見受けした。この作品のキャラクターデザインを観て「とんがり帽子のメモル」のキャラデザの優秀さを思い知った。本作のキャラデザはバランスが悪い。

⑦「ポプテピピック」制作:神風動画

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このふたり、ツイッターでやたらと回ってくるので。本当は秋アニメだったはずなのに延期されて冬になっている。さらに延期されるかもしれない。5分アニメでいいんじゃないですかね?

⑧「魔法使いの嫁」制作:WIT STUDIO(継続)

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これはまぁ面白いので問題ない。すごく丁寧に作ってあって好感が持てる。悪いところがひとつもない。OPとEDを気に入っているので、そのままにしてもらいたいが、変えるんだろうなぁ。

⑨「3月のライオン 第2シリーズ」制作:シャフト(継続)

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面白いけど、イジメ展開が辛い。ひなちゃんの担任がクズ過ぎて辛い。桐山零の義理の姉が出てきても辛い。二階堂ばっかりでもなんか辛い。ポエムばかりでも辛い。逃げ場がない。

⑩「ダーリン・イン・ザ・フランキス」制作:A-1 Pictures × TRIGGER

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TRIGGERと聞いて追加しました。

⑪「七つの大罪 戒めの復活」制作:A-1 Pictures

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1期が大好きだったので追加しました。

⑫「りゅうおうのおしごと!」制作:project No.9

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将棋のアニメだと聞いて追加してみたが、なんで女流が混ざってるんだよ。何でも萌えにすりゃいいわけじゃねーぞハゲ。

⑬「ちはやふる 秀歌撰」制作:マッドハウス

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「ちはやふる」のOADを観てないんで追加したけど、3期はいつやるんだよいい加減にしろハゲ。

⑭「BEATLESS ビートレス」制作:ディオメディア

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よくわからんけどディオメディアだったんで追加。




以上14作品。

不作じゃなかったのかよ。結構あるじゃん。逆に今期よりいいかも?




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「Fate/Zero」(2011年作品)第17話 感想 [アニメ/特撮]

遠坂時臣がブスッと一刺しされてしまう回。

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「Fate/Zero」での遠坂時臣はケイネス・エルメロイ・アーチボルトと並んで聖杯戦争参加魔術師の中で際立って優秀な人間として描かれている。ふたりには高い理想があり、同時に魔術師として礼節がある。血筋が良く、幼いころから研鑽を積んできた誇りから高慢な精神性を帯びてしまった点も似ている。両者ともにエリートであり、願望は精神世界に求められている。

ところがケイネスには肉欲に支配された許嫁がいた。魔術師として精神世界の探求に身を捧げているのに、許嫁は彼とは違った欲望があり、日々悶々としていた。聖杯はケイネスの高邁な願望などに興味を示さず、肉欲に満たされた許嫁を刺激するかのようにディルムッド・オディナを顕現させた。

一方遠坂時臣の家庭はより安定していた。妻の葵は貞淑で控えめな性格。娘の凛は賢く聞き分けが良い。彼はケイネスと比べてもより理想に近い位置におり、それを自覚していもいるので第4次聖杯戦争には入念な準備をした上で臨み、必勝を期していた。

ところがより理想に近い場所にいる遠坂時臣の下に顕現した英霊は、快楽を追求したが故に理想に近い場所へと至ったギルガメッシュだった。愉楽の中に理想を見る人物が現れたことで、遠坂時臣は聖杯が求めるものと自分が求めるものが違うことを理解しなければならなかったが、彼にその時間は与えられず、言峰綺礼に殺されてしまう。

ここで本格的に理想のために犠牲を厭わない、むしろ犠牲のない理想実現はあり得ないとの畢竟の心持に至った衛宮切嗣と、理想や目的に醜悪なる自分を感じて目を背け続ける言峰綺礼の戦いに収斂していくのだが、ともに魂の欲求は激しくとも肉体の欲求には乏しく、むしろストイックである。これもまた聖杯が望むところでない。

こんな感じで組み立てられていき、最後は完結をみながらも大枠で「Fate/stay night」に引き継がれる。スピンオフの「Fate/Zero」がかなり良く出来た作品だったために、本編がそれに引き寄せられるように若干の変更もあったようだ。

やっぱり物語は設定を説明する暇があるなら人を描けと。ゲーム上の設定の説明もしなければならない本作のアニメが別格に面白いはふたりの作家がどちらも有能だったことが大きいよね。

もっとこういう作品が増えてくれないと、先行き心配になるよ。




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「Fate/Zero」(2011年作品)第16話 感想 [アニメ/特撮]

ケイネス・エルメロイ・アーチボルトから令呪を奪ったソラウ・ヌァザレ・ソフィアリが久宇舞弥に令呪の刻まれた腕を切り落とされて拉致されてしまう。

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彼女に令呪を奪われたケイネスは聖堂教会にキャスター討伐の褒章である令呪をねだりに行き、他のマスターにも配布されることを怖れて聖杯戦争監督役の言峰璃正を殺害する。さらにケイネスは婚約者ソラウを奪われたことでランサーを叱責した。

そこにセイバーとアイリスフィールが姿を現した。ランサーとセイバーは騎士道に基づいた決着をつけるには今日しかないと思い定め、激しく剣をぶつけ合うことになった。しかしこの場所には衛宮切嗣もやってきていた。彼は人質に取ったソラウの頭に銃を突きつけ、ケイネスに魔術契約を持ちかけた。

もしその契約を果たせばケイネスはソラウもろとも命は助かるが、聖杯戦争に勝利することは諦めなければいけない。衛宮切嗣と殺し合った経験を持つケイネスは、決して彼の行動が脅しではないと諦めるしかなく、教会から奪ったばかりの令呪を使ってランサーに自殺を命じた。誉あると信じた戦いを否定されたランサーは深い呪詛を唱えながら消えていった。

この契約によって衛宮切嗣はケイネスを殺せなくなった。だが契約の対象は彼だけだった。ケイネスとソラウは、久宇舞弥によって殺された。

正々堂々と戦い合っていた最中にランサーが自殺することとなったセイバーは納得がいかず衛宮切嗣に食って掛かった。そこで得た切嗣の答えは、英雄たちの戦いへの徹底した不信感だった。

みたいな話で、ランサーチームが完全消滅した回だった。

前半は呑気に問答などしながら「聖杯『戦争』というほどか?」と思わせておいて、後半からはバンバン人が死んでいく。殺し屋として優秀なのは衛宮切嗣で戦線をリードしているのは彼になる。えげつない殺し方をしているくせになぜか人と人が殺し合う世界の撲滅を願っており、言ってることとやってることのギャップが大きい。そのギャップが何なのかを示したのが第16話のセイバーとの問答になる。

大きな悲願を成就するためには小さな犠牲がやむを得ないと思って行動している、というより、犠牲なくして悲願が達成できるはずがないとの信念が、むしろ積極的に犠牲者を増やしている。騎士道などというものに何の価値も見い出しておらず、戦場のリアリズムの前にはすべてウソ妄言の類だと切り捨てている。

そもそも彼は聖杯戦争のサーヴァントにアーサー王を望んでいたはずだが、清廉潔白そうな女が出てきた瞬間にコミュニケーションを諦めている。戦って人を殺すだけの存在である兵士が清廉潔白であるはずがないだろうというわけだが、これはもちろん衛宮切嗣の方が歪んでいる。衛宮切嗣の歪みは大袈裟に言えば戦後日本の歪みそのものだ。恒久平和をお題目としながらそのためにまったく戦おうともせず傍観を決め込み平和主義者を気取るウソへの反発が彼といっていい。

そもそもブリテンの王のくせにそんな呑気なことでいいのかという話でもあり、所詮はブリテンを滅ぼした人間たちのウソの物語の中の人物に過ぎないセイバーさんの虚構の構図でもある。

衛宮切嗣が本領を発揮してきたことで物語は俄然面白くなってくる。恒久平和の実現のためにならどんなあくどい手段も平気で使い、妻としたホムンクルス(泥人形)の命も、盟友である久宇舞弥の命も、さらに自分の命さえも顧みない戦いがいよいよ始まった。

そんな衛宮切嗣に対抗して邪魔をしてくる存在が言峰綺礼だというところがとにかく面白い。言峰綺礼はまだ間桐雁夜を助けたことすら自分で理解していないが、信仰の力によって自らを律する過程で変態性を帯びたその心象の珍しさからあっという間に己が本性に惑溺して、本性が清廉潔白でそれ以外の部分が歪み切っている衛宮切嗣という真逆の存在の邪魔をしていく。腐った魂に潔白の肉をまとった言峰綺礼と美しい魂に腐った肉をまとった衛宮切嗣が惹かれ合う構造は、のちに「PSYCHO-PASS サイコパス」に引き継がれていく。

激しく焦がれ望んだ者が空を掴み、ただ争って得た者がそれを手からこぼし、生まれながらの勝利者が最大の利益を得るものの大したことに使い切れない。

こうしたもどかしさもこのアニメの魅力だ。



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「Infini-T Force(インフィニティーフォース)」第11話 感想(説教臭いなオイ) [アニメ/特撮]

何もしなかったら死ぬからだろ、何言ってんだよガッチャマン。

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いやそうじゃないだろ。すべての宇宙かエミかの2択にしないと。2択だったから界堂一道はZになったんだろ。

最初のエミが死ぬ場面で一道が身代わりで死ねばそれで終わる話を延々引っ張って何なんだよこの脚本。

子供心の欠片もない奴がヒーローものなんか作るなよ。

死ね。



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「Fate/Zero」(2011年作品)第15話 感想 [アニメ/特撮]

ジル・ド・レ怪獣を全員で倒す回。

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キャスターチームのあまりに酷すぎる傍若無人ぶりに呆れ果てた他陣営による連携で、ジル・ド・レ怪獣はライダーの固有結界に連れ込まれる。しかし打開策がなく頭を悩ませていたとき、衛宮切嗣から連絡があり、ライダーにセイバーさんの左手の秘密を伝え、見事に呪いを解除させてしまう。

その切嗣が信号弾を打ち上げ、その場所の落とされてきたジル・ド・レ怪獣に「えーくーすーかーりーばあー」が炸裂し、「Fate/Zero」でのセイバーさんの最大の見せ場が終わってしまう。まぁ、エクスカリバーとか言ってるけど、全部ウソですからね。言わなくてもいいことかもしれないが、ブリテン滅ぼしたの金髪のお前らじゃんみたいな気持ちはどうしても捨てきれん。人気キャラかもしれないけど、オレはこいつが嫌いやねん。アーサー王とか全部ウソだから。ブリテンの本当の歴史を根こそぎ焼き尽くして滅ぼして、挙句捏造して自分たちの先祖がブリテンのために戦ったってことにしたのがアーサー王伝説だから。キャラデザを金髪にした時点で死んでるキャラなんだよ。

そんなわけで第15話はあまり好きではない回だが、「えーくーすーかーりーばあー」以外だと間桐雁夜とバーサーカーが冴えてる回でもある。なにせどっちも聖杯戦争もジル・ド・レ怪獣も眼中になく、かたや生前の恨みつらみでセイバーに粘着して怪獣退治の邪魔をするわ、かたや命がけの争奪戦に目もくれず幼女(間桐桜)のために戦ってる。蟲を使って遠坂時臣を倒しにかかるがとんだ雑魚でしかなく、速水奨の声で「フッ」って笑われてるところが個人的にツボ。

間桐雁夜はまるっきり雑魚なんだけど、言峰綺礼が彼のことを気にしており(無意識のうちの彼の情報を欲していた)、とどめを刺すつもりが結局はラブ注入で助けている。

第15話ではまだ言峰綺礼が他人の絶望に興奮するタチの変態だとは分かっておらず、「決して空虚ではない何かを抱えた者」くらいの描き方になっている。

彼は聖職者であったが故に自らの汚さを呪うと同時に、醜く、邪悪で、汚いものであったがために自らを肯定し、愛するしかなかったということになっている。こんな連中だから聖職者なんて嫌いなのだが、それでも美しいものを仰ぎ見つつ自らを汚物と見做すのは、仏教の坊主よりはマシ。坊主は何でも肯定してしまうからあれからは善も悪も、美も醜も、なーーんも生まれない。

醜悪なものが醜悪であるがために高みを望み、穢れているがために清らかなるものに恋い焦がれるさまは、ジル・ド・レの最後の場面で描かれていた。美しく、気高いジャンヌ・ダルクの影を追い求めたジル・ド・レが、「えーくーすーかーりーばあー」の光の向こうに聖処女の姿を幻視する場面がなんともいじらしい。

ジル・ド・レにはまだジャンヌ・ダルクがいたから死の間際に美しき幻想に浸ることもできたが、言峰綺礼には何もないまま、ただただ汚く穢れた自分と向き合うことしかできないのだから、現代の凡夫の方がやはり不幸せなのだろうなと思わせる逸話であった。




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「Fate/Zero」(2011年作品)第14話 感想 [アニメ/特撮]

第14話でキャスターのマスターである雨生龍之介が死ぬ。しかもサクッと。

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殺したのは衛宮切嗣。船上からの狙撃であっさり殺してしまった。

そこはいいのだが、マスターからの魔力供給が止まればサーヴァントは死ぬと勝手に思い込んでいたので、初見のときはジル・ド・レ怪獣が全然死なないことに混乱した。死なないどころか改めて観てみれば人(一般人)を喰らっていけば魔術は供給され続け、ずっと暴れ続けるということになってる。

この設定はいただけなかった。だんだん弱っていくことにしてくれと最初は思ったよ。

「Fate/Zero」は大好きなアニメだが、この14話は他にも気になるところがある。アーチャーのあの飛行機はどうなんだよと。F-15と渡り合うどころか勝ってるという設定はいいのかと。ギルガメッシュは偉大な王であろうが、菅原道真に数学の学力アップを願うような変な違和感があったな。さすがに空は飛ばないだろうと。

全体として怪獣と戦闘機を戦わせるサービス回のようなものだと思って納得はしたが、でも空は飛ばんだろうと。

面白かったところは遠坂時臣と間桐雁夜による問答のシーン。魔術エリートの模範解答と魔術師としては落伍者で普通の幸せに最高の喜びを見出した者の反発が短い時間で完璧に書き分けられていた。

またこの回からマスター同士の戦いが始まり、正直言って「Fate/Zero」はマスターの戦いの方が面白かった。すでに衛宮切嗣とケイネス・エルメロイ・アーチボルトは息詰まる攻防をみせていたので、所々呆れながらもさらに期待が高まっていった回であった。



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「魔法使いの嫁」第10話 感想(記憶喪失だった) [アニメ/特撮]

エリアスの過去にまつわる話。骸骨さんは記憶喪失だった。

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エリアスはそもそも魔法使いでもなかった。てっきりずっと変わり者の魔法使いとして生きてきたんだとばかり。人間でも妖精でもないってのはこういうことだったのか。

妖精みたいなものだけど受肉していて、ほぼ妖精寄りだがわずかに人間が入っている。人間が愚かな邪法のしっぺ返しで化けたと考えれば簡単だがそうでもないらしい。

エリアスの正体が不明になったことで、チセの心の在り方の変化とともに物語の新しい柱が出来た。与えられるばかりだったチセがエリアスに何かしてあげられるかもしれない。

エリアスは影で、影から影へと移動できる特殊能力があるが、影だけ分離したもので、実態がどこかにあるのかも。それを捜す展開になったら面白そう。

丁寧な作画でちゃんと作ってあるし、アニメ化に恵まれた作品。

益々期待が高まるね。



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