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「甲鉄城のカバネリ」(2016年作品)第2~4話 感想 [アニメ/特撮]

生駒が甲鉄城の人間に仲間だと認められるまで。視聴者の感情を高ぶらせる荒木哲郎の演出が冴えわたっている。荒木哲郎は男性キャラの叫びを格好良く魅せられる監督。

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キャラに「うぉぉぉおおお」と叫ばせるのは誰にでもできるけど、そこで視聴者の気持ちも一緒に持っていける人がいなくなったんだよね。格好いい系の作品も最近ボチボチ作られているが、総じて演出がダメ。絵に頼りっきりになるケースが多い。

すかした感じの男性キャラを描かせ、それっぽい科白を言わせて「このキャラ格好いいでしょ?」ってやるんだけど、全然なってないのよね。演出できてなきゃそれはただの絵だっての。男性向けアニメは明らかに人材難。売れる売れない以前に作れていないのだからしょうがない。

荒木哲郎はそれができる数少ない人材で、総監督的立場でやっていくみたいだけど「進撃の巨人」も「甲鉄城のカバネリ」も作品世界にグイグイ引き込んでいく力がある。

「ガンダム Gのレコンギスタ」でも1話だけ監督をやったんだけど、富野のへなちょこな脚本でもきちんとベルリを男の子として格好良く描いていた。あの回を観ると、同じ脚本でも演出次第で全然雰囲気が変わるのだなとよくわかる。演出志望の人は勉強のために観ておくべき回だった。

さて問題はここからなのだが、1クールでまとめようとしたために甲鉄城による旅の部分がごそっと抜けている。これだけ絵の綺麗な作品だから1クール以上続けられないのはわかるんだけど、何のための鉄道設定なのかと放送当時は悔しかったものだ。そのあとすぐに美馬さまも出てきて旅は終わってしまうし。

続編はロードムービー的展開にも期待したいところ。



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「グラップラー刃牙」(2001年作品)第29話~32話 感想 [アニメ/特撮]

「作者、頭おかしいの?」「これが刃牙やんけ」という成り立ってない会話。

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鎬昂昇と鎬紅葉との戦いで、弟の昂昇の紐切りを食らった紅葉がその場で傷口に指を突っ込んで手術する場面は100回は笑える。名場面だよなぁ。何を食らってもその場で治せるという。弟に切断されてしまった神経を素手で繋ぎ合わせてしまう兄。まさに天才漫画家。

昂昇が兄を「この健康優良児がァァァァァァァァァ!」と罵る場面で嫁の腹筋は崩壊した。うーん、まさに天才。なに考えてるんだろうなぁ。こんなネームを読んでみたかった。どちらかというと地味めな鎬昂昇・鎬紅葉戦をここまで盛り上げたのは本当に凄い。アニメも頑張ってたよ。

モデルになった格闘家がわかるだけにマジでワクワクする。



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「グラップラー刃牙」(2001年作品)第25話~28話 感想 [アニメ/特撮]

第25話から最大トーナメント編が始まる。

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最大トーナメントを観てるとリングスは本当に面白かった。

格闘技は勝利を突き詰めていっても残るのは格闘家の満足だけだ。満足が得られますよ程度の謳い文句では人が集まらない。中心にはこの漫画でやってるような「最強を決める」という物語がいるし、ファイトマネーもいるし、物語は言葉によって紡がれる。リングスには言葉があったんだよね。

同時期にUWFから分裂したUWFインターと藤原組→パンクラスがあって、前田はひとりでの旗揚げだったからそんなに注目されていなかったかもしれないが、まだ黎明期だったK-1の流れともリンクしていた初期は本当に面白かった。平さんも出場していたけど、中量級の相手がいなくて(たしか正道会館の金泰泳くらいだった)本領を発揮しきれないまま終わった。

K-1の成功はリングス的な物語があったからだと思っている。それまでの空手は梶原一騎的な極真空手の「地上最強伝説」の文脈で語られており、アントニオ猪木のプロレス的な文脈とは違っていた。この漫画や正道会館はプロレスの文脈に乗って格闘技を語ろうとしたところが新しかった。

遡れば新日本プロレスの異種格闘技路線とIWGP路線が源流で、それを佐山聡と前田日明が引き継いだ。この辺はむかしのプロレスを好きな人なら知ってる話だと思う。UWFインターがプライドになっていったのはプロレスラー主導ではお金も物語もいつまで経っても統一されないので外部の人間がコーディネートした結果だった。でもそこに黎明期はなかった。試行錯誤はなかったんだよね。

修斗やリングスが好きなのは黎明期のワクワク感があるから。黎明期はいろんなものが曖昧なので各自が好き勝手に夢を見られる。そこがいいんだね。

最大トーナメントはプロレスに端を発する格闘技を語る言葉のある意味で夢の形になっている。こういうものが観たいと夢見る時間がこのころにはあったのだ。アメリカのUFCはこれらすべてを金で奪っていったが、ときたま眼にするけどあまりワクワクはしないね。もう言葉が失われてしまっている。

おそらく世代によって「グラップラー刃牙」の面白さが伝わらないのではないか。黎明期の試行錯誤の中に、言葉が入り込む余地があるのだから。



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「STEINS;GATE ZERO(シュタインズ・ゲート ゼロ)」第9話 感想(リーディングシュタイナーがふたりいる) [アニメ/特撮]

フブキって女もリーディングシュタイナーだった。1期からそうだったかどうかは忘却の彼方である。

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ふたりのリーディングシュタイナーが夢を見たことになっていたので、α世界線に戻ってしまったわけではなく、β世界線が構築されたときに跡形もなく消えたはずのα世界線の記録・記憶が蘇ってきただけという解釈で視聴。たくさんの並行世界があるというよりα世界線が書き替えられた感じだろうか。

α世界線はもうなくてそこには2度と行けない、ただし残存情報によって夢は見るかもくらいかな。

牧瀬紅莉栖がいなくなったのでタイムマシン理論に関する情報が失われてしまい、米ロ双方がそれを探し求めている中でロシアが先にタイムマシンの実験を開始。ロシアのタイムマシンがどんな情報に基づいて作られたか西側が焦って探しているのだろうか。アマデウス関連の情報が盗まれたというより情報が流されたはず。ふたりの教授が怪しい。

椎名かがりが牧瀬紅莉栖本人という可能性の考慮して視聴中。タイムマシン理論完成を阻止するためにわざと記憶を消してアマデウスの中に保存してあるかも。岡部がまゆりを救うためのリーディングシュタイナーで、フブキが牧瀬紅莉栖を救うためのリーディングシュタイナーだけど能力に限界があってあくまでトリガーの役割しかないとか。

記憶喪失ではなく記憶消去だった場合、ふたりの教授のどちらかひとりは確実に牧瀬紅莉栖に協力しているから味方になる。どちらかはわからない。そもそもα世界線で岡部倫太郎に見捨てられたというか見捨てていいよと申し出たときに牧瀬紅莉栖が自己防衛処置を取らなかった方がおかしい。岡部はまゆりを救え、私は自分で生き延びると考えたはず。

死ななくても死んだことになれば問題は解決したわけだしね。

こうしていろいろ考えているうちが一番楽しい。このアニメはスロースターターだから前半は退屈で死ぬかと思ったよ。半クールは無駄にしている。さっさと本題に入ればよかったんだよ。



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Twitterまとめ投稿 2018/06/07 [日記]


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