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「銀河英雄伝説(旧作)」第98話 感想(終わりなき鎮魂曲) [アニメ/特撮]

ハイネセンに戻ったロイエンタールは政務をユリウス・エルスハイマーに託し、ヨブ・トリューニヒトを呼び出した。

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トリューニヒトは自分が寄って立つものは自分自身でありその他のものはなんでも利用すると高説を垂れたが、うっかり皇帝ラインハルトを罵倒してしまった。これを聞いたロイエンタールは迷わず彼を射殺した。トリューニヒトがマイン・カイザーを面罵することは彼には耐えられなかった。

ロイエンタールの元にはエルフリーデ・フォン・コールラウシュがやってきた。彼女はロイエンタールの子供を抱いていた。ロイエンタールはその子をミッターマイヤーに預けるよう言い残して彼女に復讐を果たさせようとしたが、彼女はロイエンタールを殺さず、子供を残して去っていった。

ロイエンタールはふたつのグラスとウィスキーを用意させると、ミッターマイヤーが死の淵に間に合わないことに悪態をつき「我が皇帝(マイン・カイザー)、ミッターマイヤー、ジーク、死」と言い残してこの世から離れていった。

ハイネセンに帰着したミッターマイヤーは親友の死を悼み、しかし無言のままで後事をワーレンに託して自分はその日のうちにハイネセンを離れた。

ロイエンタールが死んだと知らされたラングは1時間も笑い転げた後にルビンスキーのことを自白した。だが彼が沈黙を守っている間にルビンスキーはまんまと逃げおおせてしまった。


という話。反乱の後始末の話であるが、それぞれの感慨が上手く出ていた。

旧作のスタッフは本当に有能。100話近く観ているのにまったく飽きない。これってすごいこと。



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「銀河英雄伝説(旧作)」第97話 感想(剣に斃れ) [アニメ/特撮]

急追するミッターマイヤー軍が、ロイエンタール軍の後尾を捉えた。

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しかしそのときグリルパルツァーが裏切って発砲してきた。この期に及んでの裏切りはロイエンタール軍の大きな怒りを買い、なかでも戦死したクナップシュタイン軍の怒りはすさまじく同士討ち覚悟でグリルパルツァー艦隊に反撃した。

ロイエンタールはこの裏切りで負傷し、深手を負った。前線から少し離れたが、彼は止血剤と鎮痛剤を打ちながら指揮を続け、最後まで奮闘したものの次第に全身から血の気が引いていくのが誰の目にも明らかだった。前線の部隊は停戦して降伏していった。グリルパルツァーもまた降伏した。しかし彼は憎しみと憎悪の対象として軽蔑され、降伏する相手にミッターマイヤーではなくワーレンを選んだことも姑息を印象付けただけだった。

惑星ウルヴァシーでミッターマイヤー軍と合流したメックリンガーは、ミッターマイヤーの信を受けて事件の処理の全てを任されこの地に残ることになった。彼が最初に希望したのはラインハルト暗殺未遂事件の再調査であった。事件は余りに不整合な部分が多く、ロイエンタールの人となりにふさわしくなかった。

メックリンガーが特に腑に落ちなかった惑星ウルヴァシーでの事件の犯人をロイエンタールが処罰しなかった問題は、すぐにグリルパルツァーが情報を隠滅したためと判明した。グリルパルツァーは事件と地球教団との関わりの全てを隠匿していた。メックリンガーはすぐさまグリルパルツァーの意図を見抜いて尋問にかけた。皇帝暗殺未遂事件は地球教団の策謀によってなされ、それをグリルパルツァーの小さな野心が覆い隠してしまったことで、取り返しのつかない結果をもたらしてしまったものだと結論付けるより他なかった。

惑星ハイネセンへ舞い戻ったロイエンタールは、最後の仕事をやり遂げるために総督府へと入った。


という話で、長くこの物語に付き合ってきた人間がグリルパルツァーに最大限の敵意を抱く部分である。小さい。本当に小さい。グリルパルツァーとフォーク准将は小さい人間の双璧といっていい。

事件の真相に辿り着いたメックリンガーが、その詳細をラインハルトとミッターマイヤーに伝えるかどうか悩んでいる場面があったが、最後どうなったのかまるで記憶にない。

この本を読んだのはいつのことだったか。


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「銀河英雄伝説(旧作)」第96話 感想(剣に生き・・・) [アニメ/特撮]

ミッターマイヤー軍をノイエラント入り口で食い止め幾重にも防御線を張りながら戦力を削いでいき、ハイネセン近くに引き寄せて挟撃するというロイエンタールの作戦は疾風ウォルフの進撃速度の前に適わなかった。

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ミッターマイヤーはすでにフェザーンからハイネセンの半ばまで達していた。ロイエンタールはただちに分散させた兵力を集結させこれを迎え撃った。

進撃速度を優先させたミッターマイヤー軍はビッテンフェルトとワーレン軍が遅れており、数において不利な状況にあった。正面からぶつかり合った彼らはすぐさま戦端を開いた。帝国軍同士の戦いは兄弟や友人同士の殺し合いになると考えるミッターマイヤーは、少しでも犠牲が少なくて済むように短期決戦を選んだのだった。

持久戦になれば有利のミッターマイヤーが先に仕掛けたことで戦線は膠着した。そこへビッテンフェルト率いる黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツェンレイター)が到着してさらに乱戦となっていった。シュワルツ・ランツェンレイターはファーレンハイト艦隊を吸収して間もなく、また吸収されたファーレンハイト艦隊の中には提督が死んだのはビッテンフェルトの猪突猛進が原因だと考える者も多かったためにその艦隊行動は統一性を欠いて被害を増大させてしまった。

さらにワーレン艦隊が到着してようやく戦力は均衡した。ところが先鋒のバイエルラインがロイエンタールの術中に嵌って包囲され集中砲火を浴びせられてしまった。ミッターマイヤーが救援に駆けつけ彼を救い出したが、この失敗で大きく戦力は削がれてしまった。

敵の弱点とみてクナップシュタインを攻めたミッターマイヤーの作戦が功を奏し、クナップシュタイン艦隊は総崩れになって敗走した。しかしミッターマイヤーの速さは尋常ではなく、策を練る間もなく彼の旗艦は大破して彼自身も裏切りの意思を見せる前に戦死した。さらにミッターマイヤーはグリルパルツァー艦隊をも攻撃して突き崩していった。グリルパルツァーもまたその未熟さから裏切る好機を逃したばかりでなく、みすみす戦力を失っていった。

こうしてミッターマイヤーが敵を崩したとき、ロイエンタールもまた味方火力に断層を作ってミッターマイヤーの艦隊を分断させていた。守勢に回ったシュワルツ・ランツェンレイターは弱く、壊滅に危機にさらされた。そのときビッテンフェルトが発した、下がる味方も一緒に撃ち落とすという言葉が全軍に向けて放送されたたために、隊は瓦解を免れ、その場に踏みとどまった。

すると旧ファーレンハイト艦隊貴下のホフマイスターの隊が突貫を試み、正面を突き崩した。この作戦とは無関係の攻撃によってロイエンタールの計算は狂い、いったん下がらざると得なくなった。ここでようやくビッテンフェルトも下がって陣形を立て直す決断をする。

彼が下がったことで一時的に戦力差が生じたのをロイエンタールは見逃さず、戦力を集中させて中央の敵に対して包囲陣形に持ち込もうとした。しかしワーレンは3時間ものあいだ相手を押し返して踏みとどまりそれをさせなかった。仕方なく下がったロイエンタールに対し今度はミッターマイヤーが仕掛けた。

彼は反乱軍の防衛線を突破するために味方の防衛線を細分化して艦艇の間をすり抜けようとした。反乱軍の防衛線の中にいたグリルパルツァーは、ここで裏切るべきか迷ったものの決断力に欠け、ただ守勢でいるうちにロイエンタールの直属艦隊の反撃を間近に見た。ロイエンタールは細かく分かれた敵の戦闘を潰し、さらに敵の防衛線の一角を崩すとそこから回り込んで縦列になった敵の横に突っ込んでいった。この攻撃によってミッターマイヤーの艦隊は大きく後退するより他なかった。

そこにユリアン・ミンツが下した結論が届いた。

帝国軍のエルネスト・メックリンガー上級大将が率いる大艦隊がハイネセン向けて進行中との知らせが入ったのだった。ユリアンは帝国の申し出を受け入れ、イゼルローン回廊の通過を許可したのだった。

メックリンガーにハイネセンを奪われては宇宙に孤立して補給も受けられず敗北するしかないロイエンタールは全軍に撤退を命じたが、大混戦となった戦場からの撤退は至難の業であった。ミッターマイヤーは敵の両翼を崩して優勢であった。しかしロイエンタールは前線を維持しながら1隊1隊と退かせて自らも急速反転して大きな被害も出さずにこの撤退戦を成功させてしまった。

ミッターマイヤーは敵の鮮やかさを称賛することなく、ロイエンタールがハイネセンに帰着する前に捕捉して殲滅するよう指示を出した。


という話。

ミッターマイヤーとロイエンタールというふたりの親友元帥が死力を尽くして戦う辛い部分。

この作品の大物と小物の容赦ない書き分けは笑うしかない。クナップシュタインの死に方とグリルパルツァーの優柔不断はあまり記憶になかったので映像で観て笑うしかなった。小さい奴は本当に小さく描いてある。だからこそ英雄たちが引き立つわけだが、それにしてもグリルパルツァーが小さすぎる。



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井上堯之さん死去でジュリーを聴く [音楽]

井上堯之さんの訃報を知り、故人の冥福をお祈りするとともに追悼として沢田研二を聴いている。

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元スパイダースの井上堯之氏は解散後沢田研二、萩原健一らとPYGというバンドをやっていたのだが、これが解散した後は萩原健一出演のドラマ(「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」)の主題歌を作曲するとともに沢田研二のバックバンドもやっていた。

個人的にジュリーといえば井上堯之バンド。80年代に入って歌謡曲がより幼稚になってきてからはいろんなアーティストと組んで音楽活動を継続していた。

ジュリーが格好いいね。



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「ダーリン・イン・ザ・フランキス」第16話 感想(復活) [アニメ/特撮]

1週休んで再開。子供たちが汚染された環境に放置されて自立と工夫を強いられる話。

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謎のお手伝いさんが突然いなくなるというところが個人的には好きだった。

「パパ」と呼ばれる子供たちに目的と指示を与える存在は言葉として出ていたが、「ママ」という言葉は耳にしたことがなく、80年代的な「母性の喪失」がテーマになっていると考えたものの、彼らを世話する家政婦としての「ママ」がいたので確信が持てなかった。

やっぱりあれはあくまで謎のお手伝いさんであって「ママ」ではなかったんだなと。これでようやく「母性が喪失した世界で生きる子供たちの話」だと納得した。長かったなー。

「母性の喪失」というテーマでいくつかのアニメが作られているが、いままでのは「本当に喪失するの?」と疑心暗鬼だったような気がする。

宮崎駿の「風の谷のナウシカ」は、ナウシカを通じて母性の本質を描くことで喪失しつつある母性を確認した。

押井守の「天使のたまご」は、たまごを抱えた少女と多産の象徴である魚の幻影を使って未成年を性の道具として利用する風潮を批判し、女性を守護する男性の役割を示した。

庵野秀明の「新世紀エヴァンゲリオン」は、少年はいずれ母性を捨てて少女と繋がり大人になっていくものだと示そうとして失敗した。あの失敗は碇シンジがダメ人間だっただけだが、惣流・アスカ・ラングレーというヒロインが母性を受け入れきれなかったということもある。

そして今回の「ダーリン・イン・ザ・フランキス」だが、これは「新世紀エヴァンゲリオン」から数10年を経て、完全に母性が喪失した世界の話。「ママ」は最初からおらず、「パパ」の指令を子供たちは従順に受け入れている。少年も少女も本当の意味の大人の男性も大人の女性も知らず、暗中模索状態で壊れつつある世界の中に放り出されている。「パパ」も別に大人の人間ではなく、目的と指令を与えるだけのどこかにいる存在で、言ってみれば父性はあっても父はいない。

そこに叫竜とか鬼とかが絡んでいる。

第13都市部隊に限らず、フランクスに搭乗する連中はみんなエリート=勝ち組家庭っぽい描き方なので、それと対比させて叫竜や鬼は不良=底辺家庭だと考えているのだが、これはまだ確定ではない。

底辺家庭で悲惨な「鬼」として生きてきたゼロツーがたまたま出会った「王子様」ヒロと恋仲になって結ばれようとしているのも、底辺家庭の子供が親切な勝ち組家庭の子供と付き合ってる状態と見做しているから気が気ではない。底辺家庭が勝ち組家庭を攻撃して何もかもぶっ壊そうとしているような設定はさすがに酷いので、叫竜と鬼の関係に何かもうひとつ秘密があるのだろう。

世の中には作品のテーマなど一切関係なくアニメを観る人もいるようなので、そういう人たちとは同じ作品を観ていても感想も全然違うだろうが、「新世紀エヴァンゲリオン」に出てくる言葉に何の意味もないように、このアニメの表層的設定にもほとんど意味はないと思う。

大切なのはテーマだと思うのだが、絵しか理解できない人はまた違うのだろう。

言葉に向き合ってこなかった人は惨めなものだ。



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Twitterまとめ投稿 2018/05/06 [日記]


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