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「銀河英雄伝説(旧作)」第92話 感想(ウルヴァシー事件) [アニメ/特撮]

帝国の監視の目をかいくぐりイゼルローン要塞へ物資と情報をもたらしてくれるボリス・コーネフが、再び衝撃的な情報を携えてやってきた。

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ハイネセンへの行幸中、ラインハルトは戦没者慰霊のために惑星ウルヴァシーに立ち寄った。

慰霊を済ませ迎賓館で休もうとしたところ、警備兵の間に不穏な動きがあり、仔細を確かめるため電話を掛けようとすると不通になって外部との連絡が取れない。そこで随行したミュラーらがブリュンヒルドへの帰還を進言したのだった。

迎賓館を出て移動中、突然1個連隊ほどの敵が追走してきた。彼らは明確な意思をもってラインハルトの車に発砲し、さらに前方では道路を封鎖して待ち伏せている者らがいた。同じ時間、旗艦ブリュンヒルドも反乱軍に攻撃されていた。宇宙港が使えないと分かって彼らは人造湖で落ち合うことにした。

ミュラーはこの反乱をロイエンタールのものであると勘繰った。しかしラインハルトはロイエンタールほどの人間が計画したにしては杜撰すぎることを見て取った。まるで反乱はするが殺しはしないと言わんばかりの計画だったからだ。

人造湖の湖畔で敵将兵らに取り囲まれたラインハルトは、自らの運命を試すかのように反逆者たちの前に進み出た。すると1人の男が皇帝の威光に眼が覚めたのか反乱軍を裏切ってラインハルトを助けた。反乱軍は皇帝の首に10億帝国マルクの懸賞金が掛かっていると口にした。

さらに追手が迫るのを見て、ルッツがその場に残り、皇帝を逃がすことになった。ラインハルトはルッツがブリュンヒルドに戻るのを長く待ったが、やがて離水し上空へ飛び立った。ルッツはその姿を見届けると果てて死んだ。

単独で惑星ウルヴァシーを脱出したブリュンヒルドはそのまま行方をくらましてしまった。これがボリス・コーネフがイゼルローン要塞にもたらした情報であった。

ロイエンタール謀反の報は、再び宇宙に混迷をもたらすものであった。


という話。

ついにウルヴァシー事件。ルッツがここで死ぬことは忘れておりました。彼の婚約者クララの役割がわからなかったので、ああそうか、ここで殉職するのかと。それで元看護婦で大した役割もないのに名前が出ていたのかと納得。

面白いのは、ラインハルトがロイエンタールの策謀なら自分らはとっくに死んでいると喝破しているところ。この問題で帝国側は情報が途中までしか把握されていない。ロイエンタールはラングとオーベルシュタインまで。ミッターマイヤーも同様。オーベルシュタインはラングとルビンスキーまで。誰もルビンスキーと地球教までは頭が回っていない。それを知るのはイゼルローンの人間と協力者のボリス・コーネフだけ。

こういう伏線の張り方が上手い。


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「銀河英雄伝説(旧作)」第91話 感想(発芽) [アニメ/特撮]

ルビンスキーはラングを利用してロイエンタールに謀反の意思を起こさせ、ラインハルトの手で彼を始末させようとしていた。

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オーベルシュタインはこの情報をすでに掴んでいたが、ラングをそのまま泳がせて利用するつもりでいた。彼にとってロイエンタールは巨大になりすぎていた。フェザーンにはロイエンタール謀反の噂が立ち込め、それはハイネセンのロイエンタールの元にも届いた。

ノイエラント総督府は情報の真偽を確かめるすべはなかったもののあえて噂通りラインハルトをハイネセンへ招待することで皇帝の反応を探るという決定を下した。彼らはラングとオーベルシュタインによる策謀との見方をしており、ルビンスキーや地球教徒のことは考えていない。

ルビンスキーの企みである皇帝のハイネセン行幸は、招待されるまま行うことがラインハルトによって決定された。噂のことは知れ渡っていたが、皇帝自身がそれに惑わされることを良しとしなかった。随行員も限られ、わずかな手勢で長旅をしなくてはならないこととなった。

ミッターマイヤーはこの件について陰謀に勘づいていたものの、彼もまたラングとオーベルシュタインまでしか犯人像を想像できていなかった。ヤン・ウェンリーが凶刃に倒れたことと同じことが起きることは何としてでも避けたかった。


という話。

ルビンスキーらの策謀によってロイエンタールとラインハルトの関係性に変化が起こる。人間の些細な心の弱さや癖に付け込み利用する人間は組織内部では出世しやすい。しかし組織を大きく発展させることは出来ないのでそういう人間はトップに立つべきではない。

地球教はド・ヴィリエという人間がルビンスキーという手駒を得たことで腐った組織として宇宙に災いの種を撒き散らしている。

醜い人間を描くにしても、知能の高いこうした悪を描けるところもまた作者の魅力のひとつ。



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「銀河英雄伝説(旧作)」第90話 感想(鳴動) [アニメ/特撮]

ハイネセンでは市民による自主的な戦没者慰霊祭が行われようとしていた。

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ロイエンタールはこの式典には参加するつもりはなかった。しかし参加者が20万人と聞いて念のために武装した警官を2万人動員することにした。

ところがこの式典を裏で操る者がいて、民衆は次第に暴徒と化し、民主主義とヤン提督を称えながら次第にエスカレートしていった。市民の一人が警官の武器を奪ったことで身の危険を感じた警察隊は発砲を許可され、民間人に多数の死傷者が出る大惨事に発展してしまった。

ノイエラント総督ロイエンタールは、事件の背後に自分の権威を失墜させる目的があるのではないかと勘繰った。参加者の中に旧同盟軍のシドニー・シトレ元帥の名を見つけた彼は、自らその尋問に当たった。彼は首謀者ではなかったが、彼自身戦うことなく帝国の支配を受け入れてしまった運命に苛立っており、それを隠すこともなかった。それを見たロイエンタールは、民衆の反感が意外に大きいことに気づき、支配者として民衆と戦う不名誉を嘆いた。

その後もノイエラント各地で暴動やテロが頻発した。そこへ事件の全てはヨブ・トリューニヒトが自らの権勢を回復するために仕組んだものだと告発する文書が届いた。ロイエンタールはトリューニヒトを呼びつけて尋問したところ悪びれもせず民衆を軽蔑する言を吐くので露悪趣味のロイエンタールはこれを面白がり、しばらくトリューニヒトを泳がせておくことにした。

それより彼が気掛かりなのはイゼルローン共和政府のことだった。ヤン艦隊の残党でもある彼らは民主主義のシンボル的な存在になっており放置することは好ましくなかったが、かと言って交戦となれば反体制派に付け込まれる隙が出来る。そこで回廊の出口を厳重に封鎖して内部崩壊を待ってみることにした。

実際のところ、テロを裏で操っているのは地球教徒であった。彼らの目的はローマ帝国の内部に入り込み後の歴史を支配したキリスト教をなぞることであった。そのためにはまず同盟と帝国を敵対させ、民主共和制の指導者ヤンを殺害する。そのあとにラインハルトに権力を集中させた上でそれを丸ごと簒奪するというものだった。ラインハルト自身は清廉な政治を行っていたためになかなか隙を作らなかったが、臣下の反乱が皇帝の力を弱めてきた歴史に基づいて同じ方法でラインハルトの力を弱めようと画策していたのだった。

彼らが反乱分子として目を付けているのは、ロイエンタールであった。


という話。

地球教徒がロイエンタールを焚きつけて反乱させる前触れの逸話であるが、彼の露悪趣味の落とし前をつける重要な構成要素だと思っている。彼とヨブ・トリューニヒトとの関係は、読了後上手いなぁと感嘆したものだ。

民主政治というものに絶望しながらも、ヨブ・トリューニヒトという根っからの政治家を描き、ただの悪人にしていないところが作者の器量の大きさであろう。彼以外の民主共和制の政治家はすべて戦って果てるか、逆らって投獄されるか、主義を捨ててへりくだるかしかなかったが、彼だけは生き残り、どんなに見下されようが平然として政治構想を持ち続けていたのだ。

民衆は政治家に潔さが持つ美しさを求めてしまいがちだが、政治はあくまで結果責任である。どんなに醜くても下衆であろうとも最後に良い政治構想を実現したのならそれが名君なのだ。

ヨブ・トリューニヒトは絶対に名君と呼びたくないタイプの男ではあるが、彼が最後まで生き延び民主共和制やそれに代わる政体を確立するかもしくはその首班になったのなら、どんな嫌な奴でもそれは名君であるのだ。

政治は心の美醜を競っているわけではないのだから。

ま、最後はふさわしい死に方をするんですけどね。



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「銀河英雄伝説(旧作)」第89話 感想(夏の終わりのバラ) [アニメ/特撮]

戦没者慰霊の式典の後、ラインハルトは暴漢に襲われた。

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男はヴェスターラント虐殺事件について、ラインハルトを責め立てた。ヴェスターラント虐殺事件はブラウンシュバイク公爵が民間人200万人を熱核兵器で虐殺した事件であるが、オーベルシュタインの進言によってラインハルトは民間人を見捨てたことがあるのだ。

男の言葉はラインハルトの胸に突き刺さり、覇道を成すために犠牲にしてきた者たちがいかに多かったかを改めて思い出させた。肩を落とす彼がすがったのは、ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフだった。

ふたりで一晩を明かした翌日、ラインハルトはマリーンドルフ邸を単身訪ね、ヒルダに求婚する旨をマリーンドルフ伯爵に伝えた。


という話。

重要なのにこの逸話のことは完全に忘れていた。

マリーンドルフ伯爵の話に出てくる北方の流星王とはカール12世のこと。



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「銀河英雄伝説(旧作)」第88話 感想(辺境にて) [アニメ/特撮]

イゼルローン共和政府は60万人まで人を減らしていた。

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ヤンが帝国との戦いで戦死せず、暗殺されたという事実が、ユリアンに思想的な自由を与えることになった。60万人で全宇宙に対して戦いを挑む彼の最初の戦略は、帝国に憲法を制定させるべく働きかけるというものだった。憲法はその条文がどのようなものであれ、共和制へと時間を進ませる。

帝国が軍事力によってすぐに侵攻してくる可能性は低かったが、軍事的な対抗処置は考えておかねばならない。各員は忙しく働き、またそれによってヤンの死を忘れようともしていた。

ユリアンはヤンが残した原稿の整理を行った。雑然とした原稿やメモ類に加え自分の記憶の中にあるヤンと語らうことによって彼は若輩を補うべく奮闘していた。

ヨブ・トリューニヒトがハイネセンに復権したとのニュースがイゼルローン共和政府にもたらされたとき、政府首脳が考えたのは地球教との関係であった。ボリス・コーネフはハイネセンのトリューニヒトの屋敷に入るド・ヴィリエを見かけたとの情報をユリアンに伝えた。

アンドリュー・フォークがヤンの命を狙っているという情報を得ながらヤンを救えなかったのは、ひとえに帝国と同盟の背後にいる者たちのことまで考えが及ばなかったからだ。ユリアンは何としてもヤンの仇を討つために、コーネフに情報収集を依頼した。


という話。

前回に続いてユリアンたちがイゼルローンに落ち着き、何をすべきなのか模索している話になっている。

イゼルローン共和政府の人口は60万人。船橋市や川口市程度の人口で全宇宙を相手に戦っているのが面白い。帝国の1個艦隊以下の人数である。


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「銀河英雄伝説(旧作)」第87話 感想(嵐の予感) [アニメ/特撮]

皇帝ラインハルトは好敵手ヤンの喪失から逃れるかのように再び政務に精励しはじめた。

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フェザーンから遠く離れたハイネセンではロイエンタールによる新たな統治が始まっていた。

ロイエンタールは民主共和制において足らなかった迅速さにおいて民衆を満足させるすべを心得ており、また民主共和制において不公平でありながら根絶できなかった数々の汚職を一掃した。


という話。

ヤンが死んで、話の中心はラインハルト、ロイエンタール、ミッターマイヤー、ユリアンに移っていく。第87話はこの4人がそれぞれの場所に辿り着き、運命の変転を静かに待つ回といっていいだろう。



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「メガロボクス」5話切り [アニメ/特撮]

ダメだな。やっぱりギアの設定を全然生かせていない。むしろ意味ない。

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5話で障害者ボクサーが出てきてギアの意味合いをすべて無効化させてしまった。

傷痍軍人とかPTSDとかまで持ち出し、主要設定を破壊していくスタイル。

随分金のかかった茶番でした。



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「ひそねとまそたん」第4話 感想(人間関係が鬼門) [アニメ/特撮]

星野終わった。ペンギン終了。

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今回日本のDパイが岐阜に集結したのだが、どいつもこいつも癖がありすぎて楽しそうな連中だった。甘粕ひとりでもウザいのに加えて3人+貝崎。自衛隊、ロクな女がいない。

航空機の割り振りは、甘粕ひそね(F-15・戦闘機)、星野絵瑠(F-2A・支援戦闘機)、絹番莉々子(E-2C・早期警戒機)、日登美真弓(C-1・輸送機)。ドラゴンの大きさに合わせた擬態元になってるはず。C-1が飛びぬけて大きい。

経験の浅い甘粕以外は飲み込まれても胃酸まみれにはならないようで、それぞれ個性的に口から排出される。そもそも甘粕だけが体内で暴れすぎており、経験のある人間は下手にOTFを刺激しないようだ。

人間関係に大きな欠陥のある甘粕が女性誌の変な特集を鵜呑みにして共感力を実践してみたところ完全な逆効果となって孤立する。あの性格ではなかなか近寄りがたいだろうな、たしかに。

一番やる気のある星野が人間性に問題があってOTFを酷使しすぎてしまうらしい。他のふたりはちゃんと関係を築けていて、特にC-1輸送機の日登美真弓はドラゴンをモノ扱いされるとキレる性格のよう。なぜだかは分からない。

とにかく何が起こるかわからない展開で、少女たちとOTFの間には白い恋人的な秘密があるようだ。フォレストが妊娠して乗れなくなってるから処女じゃないとダメで、故に性格の歪んだおかしな連中しか乗れないという設定だったらちょっと可哀想だけど岡田麿里ならそれくらいやりそう。

今週はF-2のドッグファイトが見られて非常に満足でした。かっこいいよなぁF-2。もうこれからはF-35のような禍々しい機体ばかりになるのだろう。嫌だなぁ。ずんぐりしてるし。

EDは歌ってる人が変わった。


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Twitterまとめ投稿 2018/05/04 [日記]


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