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「セッション」(2015年作品)感想 [映画]

気に入った。最高の音楽映画。そしてパワハラ映画。オレは昭和生まれのおっさんだから似たような雰囲気は各所で何度も味わい、高校になるころにはすっかり慣れっこになっていたものだが、氷河期世代とかゆとり世代とか、オレより下の世代にはきつそう。

でもこんなの、吹奏楽部の強豪校とかじゃ普通なんだよね。作り上げたい理想の音楽を大勢で奏でようとするとき、その域に達している人間を選抜し、その人間に何が足らないのかを自覚させ、完璧に出来るまで怒鳴りあげて完成度を高めていく。

ついてこられる人間がそこにいる限りは良いものが生まれ、諦める人間が増えると目標は胡散霧消して消えてなくなる。そこに音楽はもうない。

これも気になってた作品ながら未視聴だったもの。もうこうやってずっとプライム特典に落ちてくるのを待ってるだけでいいんじゃないかって気になるくらい。

まぁそんなことより、ドラムの子がテンポが取れなくて泣くところとか、中学時代に壁にぶち当たって泣いてた頃を思い出すわ。それが大好きで、他の子よりうまく出来ているはずなのに、違う、やる気あるのか、何度同じことを言わせる、邪魔したいのか、そういわれて追い詰められてどうしたらいいのかわからずに途方に暮れてしまう感じが凄くよく出ていた。劇だってことを忘れてしまうくらい。

おそらくあの威圧的なハゲが気になる人がいると思うんだ。音楽は楽しくやらないと最高のものは生まれないって簡単に思う人。でも違うんだよね。高校の部活レベルで厳しい練習をやってるところと楽しくやってるところでは違う。音がまったく違う。相手にならない。

それに威圧的なハゲじゃなきゃ辿り着けないレベルってものがある。あそこに集っているのは、より高みを目指した人たちばかりで、ハゲは怖れられているけど同時に慕われているんだ。オレは格闘技をやっていた某所で練習に行くたびにしないでぶん殴られていたけど、殴った師匠のことはいまでも大好きで尊敬している。

怒られて悲しいのは出口がどこかわからないときだけ。壁を突破すると同じように怒られても気にならなくなる。

帰宅部には一生分からない世界があるんだよ。アメリカは音楽大学までいかないとそうしたことを体験できないが、日本は部活制度がしっかりしているので中学高校で壁にぶち当たって突破の糸口を掴める。教育環境としては恵まれているんだよね。ジャズのレベルも日本は高い。黒人がほとんどいないのにジャズのレベルが高いのって日本くらいでしょ。

それにしてもあのお兄ちゃん、ひたすら叩いて練習していたけど、村上ポンタ秀一は口ドラムをずっとやってる方が上手くなるって言ってたぞ。ずーーーっと絶え間なく叩くには叩きながら息をしなきゃいけなくて口ドラムでそのタイミングを身に着けるとかなんとか。

あれ、ウソだったのかな。ポンタに騙されてたのか?

音楽だけじゃなく、厳しい顧問の下で部活をやった経験のある人には、懐かしいやら、いらんことを思い出して心臓が止まりそうになるやら、楽しめる映画だった。

ニートや帰宅部には分からんだろうが。



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「 ディープ・ブルー」(1999年作品)感想 [映画]

まともなサメ映画を観るまでやめられないと思い、サメなのにタイトルにSHARKもジョーズもついてないこれを選んだ。やっと満足できるサメ映画に当たったよ。

ワーナーブラザーズが配給するれっきとしたサメ映画。もう先ほどまでのVシネマとはちゃうで。

「 ディープ・ブルー」は初見なんだけど、VFXを紹介する番組で撮影方法を拝見したことがある。ロボットを使って本物と見まごうばかりのサメを作ったことで、役者の演技が迫真のものになったそうだ。ロボットと分かっていてもあまりにリアルなので役者が怖がったそうだ。たしかに怖い。

ヘリの墜落シーンはミニチュアとCGの合成。これが本当にすごい。なんで日本で同じことができないのだろうと。金が掛かるのかな? 「仮面ライダー」とか「ウルトラマン」がこれくらいのクオリティーになったら革命的なんだけどな。

Vシネマのサメ映画は、この映画のパロディーみたいなものだったんだな。

物語はアルツハイマーの治療薬開発のために知能を高めたサメが逃げ出し、人間に復讐するというもの。

頭が悪くてシャチに生存域を奪われたおマヌケさはなく、イルカ並みの知能で人間に敵意を向けてくるからマジで怖い。




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「ジュラシック・シャーク」(2013年作品)感想 [映画]

先ほどの「フランケン・ジョーズ」があまりに酷かったのでリベンジの意味を込めて2013年の「ジュラシック・シャーク」を吹替え版で視聴。

「ジュラシック・シャーク」も同じくらい酷いが、水着の女がたくさん出てる分だけこちらがマシ。サメ映画なのだからサメで恐怖させなきゃいかんはずなのに、サメが出てくる場面はどれもしょぼすぎて印象に残らないクソっぷり。

海で撮影するのが億劫なのか、「フランケン・ジョーズ」「ジュラシック・シャーク」ともに舞台は湖だ。2011年作品で数日前に視聴した「フライング・ジョーズ」も沼に生息するサメという設定だったが、今日見た2本はどちら淡水に棲む希少なサメという設定すらなく、マッドサイエンティストが作り出した化け物だから淡水もOKみたいなノリである。OKちゃうやろと。

これって日本でいうチンピラが出てくるVシネマみたいなもんだよね? 1時間18分という短さも考えればサメ映画ってVシネマなんだ。アメリカもビデオレンタル事業は盛んで、その1つがネットフリックスだったわけだけど、レンタル用に数週間で企画から納品まで済ませてしまうようなそんな映画のはずだ。

日本の底辺が竹内力や哀川翔を喜んで見るように、アメリカの底辺はサメ映画でゲラゲラ笑うのが好きだってことだな。

そりゃYouTuberに負けますよ・・・。



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「フランケンジョーズ」(2016年作品)感想 [映画]

原題「シャークシュタイン」邦題「フランケンジョーズ」を視聴。

んーーー、これは酷い。合成のレベルが中学生の夏休みの宿題にしか見えん。

いくらなんでもこれは酷い。やる気が感じられない。

見たなかで最低のサメ映画だ。



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Twitterまとめ投稿 2018/03/10 [日記]


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「重戦機エルガイム」(1984年作品)第4話・5話 感想 [アニメ/特撮]

やはり雑だな。

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4クールの序盤5話だからまだ何とも言えないが、テンポだけで進めている感じ。「聖戦士ダンバイン」とか「戦闘メカ ザブングル」とか作っていたころの富野作品は2018年視点では雑に感じるようだ。「機動戦士Zガンダム」もそうだが、いまの作風ほどこなれてきてない。

「ブレンパワード」が1998年だからそこで大きな転換点があるのは確か。雑多な各人の視点を乱雑に提示するか整理して提示するかの違いだろうか。回想シーンなどを極力使わずそれぞれの立場を描きながら群集劇を作っていく手法がまだ確立されていない。

5話までの感想だと「重戦機エルガイム」は明るい感じになっている。ギャグシーンなども多くてちょっと混乱気味。1984年って別のことに忙しくてアニメは観てなかったんだなって。そりゃ女の方が重要だからな。ロボットアニメじゃ女はついてこないし。

80年代作品ではあるが、1984年というのはプラザ合意の前でバブル経済が起こる前夜みたいな雰囲気だったころだ。輸出が好調で対米黒字が積み上がり、中産階級が一番金を持っていた頃じゃないかな。このころの勢いでプラザ合意をやって、円の価値が一気に上昇し、いわゆるバブル経済になった。しかし円高ですぐに輸出が死に始め、国内産業の空洞化で中産階級の瓦解が始まってしまう。おそらく丸ごと80年代というのが日本のピークといっていいだろう。

その時代に永野護を発掘したのが1番の功績だろう。彼のデザインセンスは群を抜いていた。

「重戦機エルガイム」のキャラクターの服装などを見るとバブル時代を彷彿させるのだが、実はまだバブルは始まっておらず、のちに一般化していく最先端の服装がかなり早くアニメに取り入れられているのだ。

永野護あっての「重戦機エルガイム」なんだよな。




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