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「侍ジャイアンツ」第16・17・18話 視聴 [アニメ/特撮]

う~ん、中だるみ。この辺になると「巨人の星」で使ったアイデアばっかりだったな。

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第16話は、八幡太郎平が金田正一のアイデアで『ノーコン改良兵器』なるものを開発し、番場蛮がその器具を使って特訓した末にノーコンを治すという話。相変わらず金田がすごくいいひとに描いてある。大リーグ養成ギプスのアイデアの使いまわしだ。

ところが第17話になると、せっかくノーコン改良兵器でコントロールが良くなったのに、正式にヤクルトに入団した眉月光と美波理香の関係に嫉妬し、調子を狂わせてまたぞろノーコンに戻ってしまう。それどころか、嫉妬に狂った挙句にヤクルトのキャンプに殴り込んだり、そのことでチームに合わす顔がないと美波理香の親戚の牧場に勝手に押しかけ暴れ馬で街を暴走したり、眉月光を海に突き落として桜島まで競争だと吹っ掛けたり、さすがに無茶苦茶。

このあたりの雑な展開は、原作の梶原一騎の才能の限界だ。とにかく人間描写の底が浅い。梶原一騎の持ち味は人間を深く描くことではないからいいとしても、野球のコントロールと恋愛絡みの嫉妬を一緒くたにするのはいかがなものかって感じだったな。こういうところが非エリートの破天荒さの限界だ。

第18話は、どうにもこうにもいかない番場蛮が、川上監督直々に自宅謹慎を申し付けられ、土佐の実家に戻る話。

土佐の実家に戻った蛮は、所属していた野球部の連中と対戦するもあっさりと負けてしまったり、カツオを獲ろうと海に出ても自分ひとりだけ1匹も釣れなかったり、とにかくすべての調子がおかしい。さらには自宅謹慎の件を母親に悟られてしまって叱られてしまう。そんな蛮に母は、父親が銛投げの練習に使っていた血まみれの手ぬぐいを見せる。

漁師だった父の必死の練習の後を見て改心した蛮は、船上でバランスを崩さずボールを投げる特訓に打ち込み、ノーコンを克服したところ、川上監督にようやく禁を解いて貰うことができ、アメリカ遠征に帯同を許された。

と、こんな風に話は続くのだが、八幡太郎平力作の『ノーコン改良兵器』は何だったのかと。そもそも兵器じゃないってことはさておくにしても、特訓でノーコンを治す→女ひとりに振り回される→ノーコンに戻る→母に叱られる→自前で考案した特訓でノーコン克服との流れはかなり酷い。梶原一騎はストーリーテラーではないのよな。

「巨人の星」を成功させた梶原一騎が、同じネタで別の話をもうひとつ作ったのが「侍ジャイアンツ」なんだってよくわかる3話だった。梶原一騎という作家の質について、いろいろ考えさせてくれるのが唯一の良い点だろうか。


ハイジャンプ魔球が出るまでの辛抱かな。





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Twitterまとめ投稿 2017/08/08 [日記]


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