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「昭和元禄落語心中~助六再び篇~」第9話 感想(スゲー) [アニメ/特撮]

もう完全に物語に没入しちゃって、我に返ったとき自室にいる自分にビビってもーたわ。

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おいおい、なんだこれ。

ここまでのめり込んでアニメ観たのは久しぶりだな。

BDとか買わずに録画で済ませてた作品だが、BOXが出たら買うかな。魅入った。いや、すごかった。全然批評になってなくてスマンが。

みよ吉を「わたしから何もかも奪った」と八代目に言わせてみたり、「情を移すのが悪い癖」と助六に言わせてみたり、信じるものの不確かさを描きながら生への執着を上手く表現してある。

「死神」で最後の蝋燭を燃え移すのにしくじり命が尽きることと、寄席なんてものがあるから未練が残ると寄席に火を移してしまうことと、それが移し火になってるところと、また二人を置いて自分だけ生き残ってしまうところと、話の筋がゆらゆら揺らいで最後は怖い、死にたくないと生きるために手を出してしまう。これがまた後悔になって老いた自分を蝕んでいくとわかっているのに、どうしても進んで死にゆくわけにはいかない。

これが人ってもんだねぇ。仕方ないね。

いやぁ、助六も怖かったよなぁ。「おめぇさんが死神・・・」みたいな。あそこなぁ、なんかもう全部含めて八代目の落語みたいだった。落語と現実の境界線が八代目の中で壊れてきてるように感じたけどな。対して三代目助六は、高座の自分と観客とハッキリ分かれていて、笑わせる人、笑う人の区別がある。もうそこを超えちゃってるんですなぁ。

三代目は落語に登場する人がみんな好きでたまらず演じて現代に蘇らせている。八代目はもう自分が演者なのか登場人物なのかわからなくなってる。老いぼれの耄碌が芸に昇華されてる。

解釈すればこんな感じだけど、このアニメに関してはまずは観て、感情移入して、じっくり味わってですな、まぁ感想は適当でいいや。

はーーーー、これはたまらん。

シジミ汁の最初の一口みたいだ。たまらん。

アニメなんて好きなものを観てりゃいいけどもよ、今期これ観ずにどうすんのって感じだよな。

わかる奴ら同士で分かち合えばいいけどもな。

はぁーーーーーーー、良いアニメだ。






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「幼女戦記」第8話 感想(やっと気に入ってくる) [アニメ/特撮]

第7・8話と良かったですやん。

正規軍と民兵が入り乱れる市街地戦をどう合法的にやってのけるかという難しいテーマに取り組んでるとは思わなかった。

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これは“戦記”じゃないですか。幼女より“戦記”の方に比重が掛かっていようとは。

南京攻略戦を知らない人は流し見していればいいと思うが、知ってる人はいろいろ比較して考えさせられる部分があったはずだ。法は同じでも前提条件が違っており、だからああだこうだと言えるものでないにしろ、第8話を観ると旧日本軍はそこそこスマートに戦った。南京攻略戦は相手が出鱈目すぎてもっと混戦になってもおかしくなかったのに、あっという間に制圧完了したからな。まさに完勝であった。

あの爆撃されたヨーロッパの街並みを見ていると、個人的にサラエボを思い出す。かつて冬季オリンピックが開催された美しい街であったものが、内戦で荒廃し尽されたのだ。第2次世界大戦も散々だったろうが、ボスニアヘルツェゴビナの内戦も酷い有様だった。

内戦だから国際法もへったくれもなかった。あれは悲惨極まる光景であった。死傷者の大半が民間人だった。戦争なんてあっと言う間に始まるものだ。昨日の隣人同士が今日には殺し合っている。

また、民族浄化が起こった紛争でもあった。一般的には「民族浄化なんていけないね。みんな仲良く」ってことで片づけられるかもしれないが、オレはあの紛争をリアルタイムで見て「違う民族を政治的にくっつけようとしても無理なんだ」と知った。政治というのは大きな力であり物語であるが、所詮は短期間の力であり物語に過ぎない。民族の悠久の力や物語には勝てないのだ。

ボスニアヘルツェゴビナと記憶していたものが、紛争を経てボスニア・ヘルツェゴビナと覚え直すことになった。こうした経験が、のちに世界的に流行するグローバリズムへの懐疑となった。ある者にとってこの紛争がグローバリズムへの傾斜になっていることは知っているが、民族の政治的結合は無残に失敗するということが、この紛争から学ぶべき事実である。

グローバリズムをナショナリズムと対比する人は自分の過ちに早く気付くべきだ。グローバリズムとは世界主義のひとつの方法であるので、比較対象は同じ世界主義であるインターナショナリズムである。国家の在り方を語る場合は、インターナショナリズムと(純化主義としての)ナショナリズムが対比される。これは基本的な知識なので知っておかねばいけないね。

インターナショナリズムのひとつの成果としての国際法が、紛争による問題解決の妨げになるとき、法を優先すべきなのか、問題解決を優先すべきなのは難しい課題だ。

オレは問題解決を妨げる法の存在が、人と人との間の諸問題を解決から遠ざけていると考えているが、まぁこれは異論があっても構わない。

こんなことをつらつら思い出させてくれる第8話であった。






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Twitterまとめ投稿 2017/03/04 [日記]


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