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「遊星王子」(1959年公開)感想 [映画/ドキュメンタリー]

梅宮辰夫ネタをちょろっとだけ書くつもりが、魅入ってしまった。

テンポがよくて飽きさせない。なんとなく馴染みの雰囲気というか勝手知ったる何かを感じたので調べてみると脚本が御大伊上勝。のちにアニメ特撮界に多大な貢献をされた売れっ子脚本家である。「遊星王子」は原作でクレジットされているが、脚本も別名義だが伊上氏である。

石ノ森章太郎氏と並んで「仮面ライダー」の生みの親として有名で、他に「仮面の忍者 赤影」「ジャイアントロボ」「超人バロム・1」「人造人間キカイダー」「超神ビビューン」などをメインライターとして執筆。劇場版にも数多く関わり、この間視聴した若山富三郎主演の「賞金稼ぎ」の共同執筆者でもある。

場面転換が早く、余計な説明を嫌うために、分かりやすいフォーマットを作った上で作劇する人だった。まず最初にテンプレを作って、動かしやすいように人物を配置してあとはキャラクターが動くに任せる、そんな感じが多い。

石ノ森章太郎の「仮面ライダー」があまりに孤独すぎて(ショッカーから脱走してきた改造人間なので友達がいない)動かしにくいとのことで、本郷猛の理解者である立花藤兵衛を創作して主要人物に配置している。

その「仮面ライダー」の前身的な意味を持つ作品に「妖術武芸帳」というのがあって、実はまだ観たことないのだ。脚本は伊上勝。当初は石ノ森章太郎が原作を担当する予定だった。鉄仮面の忍者ものという仮面ライダーを彷彿させる設定で、主演が佐々木功。いつか探して観たいと思っているうちにおっさんになってしまった。アマゾンプライムに加えていただくとありがたい。梅宮辰夫なんかどうでもいいから、佐々木功を見せろと。

本作は銀星からやってきた悪の指令を遊星王子がやっつけるだけの内容ながら、古い作品なのにテンポよく魅せて楽しませる。

独自のテンプレを多用し、一時代を築いた脚本家のノッてる作品である。「遊星王子」はもう1本置いてあるので、伊上勝という昭和アニメ・特撮界に多大な足跡を残した脚本家の負の遺産というか、伊上テンプレだけは使えないという縛りが平成時代に生まれたことを少しだけ書きたいと思う。



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