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「サクラクエスト」第18話 感想(限界集落延命処置) [アニメ/特撮]

コメントにあったように、たしかに17話以降は面白いわ。

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バス路線廃止の代替手段獲得のためにチュパカブラ王国からの離脱を宣言したという流れにしてあった。あの辺の脚本のまとめ方が面白かったわ。かなり会議して練ってるはず。

地域の山間部を中心に限界集落が生まれつつあり、そこに取り残されている人間がいる問題と、地域の文化が記録されないまま失われている問題の二つが提起されている。限界集落の問題については、乗り合いバスに切り替えることで延命する処置を施し、解決は先送りされている。二つ目の地域の文化の保存問題は、大学の教授がその地域にたまたま引っ越してきたことで記録として残されたという解決法で、文化が住民によって継続される見込みは提示されていない。

一つ目の限界集落発生の問題は、集落を放棄するか、維持するか前提を決めないといけない。集落という固定資産からどれだけ収益が上がるかによって、放棄か維持かが決まるだろうから、既存の住民と新規の住民のどちらがより収益を上げるか見極める必要がある。既存の住民の上げる収益では維持できなくて限界集落化したのだから、新規の住民に託すしかない。

新規の住民といっても、個人が集落すべての価値を判断し、投資資金で買い上げるのは無理がある。それは法人という大きな能力が必要だ。法人が集落に投資するには、固定資産が一つにまとまっていることが前提となる。これが地域の各個人の名義であったために法人は手出しができなかったし、企業相手となると金の匂いを感じた地主が法外な価格を提示してしまう問題も発生していた。

問題をこじらせたのは、第17話の感想でも書いたように、補助金の存在である。地域があるということは、そこに議席があるということなので、政治家は地域を失うことを怖れる。補助金を自費でまかなえと言われれば補助金などすぐになくなるのだが、補助金も税金、議員歳費も税金、税金は地方交付金で東京からやってくるという構図なので、地域は東京都民の税金によって維持され、限界集落となってなお保たれている。

富山市議会で起こった辞職ドミノなどほんの一例で、日本に存在する多くの地域はどこも同じものだ。愛知県や名古屋市などは、本来収支が黒字で、東京と同じように負担する側にならなければいけないのに、現在の県知事と名古屋市長はわざと収支を赤字にして地方交付金を受け取る側に回っている。地域住民もこぞってバカなので、彼らを支持しているのが現状だ。

これがどういうことかというと、すべての地域が東京に負担を求めているわけだから、当然東京はこれまで通り稼ぎ続けるしかない。それどころか借金があるのだからさらに収益を増やさなければいけない。収益を増やすためには有能な人材が必要であり、有能な人材は競争の中でしか生まれないから人口は過剰に保つ必要がある。東京一極集中とは、地域に補助金を出す続けるために必要なことなのだ。だから官僚は東京への一極集中を進めるしかなかった。

地方が東京にたかり続ける限り、他に策などないのだ。

つまり、限界集落というのは補助金がなければとっくに消滅している。消滅する時間を先送りしているだけである。

それならば、早めに清算しなければならない。清算する過程で固定資産を一つにまとめ、それにどれだけの価値があるか入札で図る必要がある。入札があった場合は地域は維持され、なかった場合は放棄される。もともと限界集落地域に住人が移り住んだことは江戸時代である場合が多い。北海道などは明治だ。地域が一つ放棄されるというのは、切り拓かれ里山になる以前の植生に戻るだけのこと。そこに住む動植物にとっては生存域が増えて喜ばしいことである。

地域資産が入札によって維持されると決まった場合、そこを買収した法人は投資額を回収し、収益を上げるために生産力を高める活動を開始する。同時に、企業規模によっては文化活動費を使って過去にあった地域の文化の維持を企業活動の一環として担うこともしてくれる。地域は職場なので、役場が担っていた仕事は企業の総務が請け負うことになり、地域の維持にかかっていた税負担はすべて消滅する上に法人税及び住民税、固定資産税などが増える。増収になるのだ。

地域を殺しているのは、地域があることによって仕事を得る政治家と役人及び彼らの裁量によって補助金を受け取ってきた地域住人なのだ。地域を殺している人間が叫ぶ地域活性化など成功するはずがない。本来、山間部の集落が形成されたのは、コメという収益を上げる目的があったからだ。そのコメの収益で収支が赤字になったのなら、別のもので収益を上げることを考えなければいけない。

さらに、その収益を誰が受け継ぐかという跡継ぎ問題もある。跡継ぎ問題というが、企業であればそれは新入社員が担うことで、そもそも問題など発生しない。あるとすれば募集人員に対し定員が集まるか否かだけだ。集まらなければ報酬を引き上げ、それが採算ラインを圧迫するなら新規事業の計画策定を始める。法人にできることを個人ができないだけのことをことさらに問題にしているだけだ。

現在いる高齢化した住民に新規事業を与えるだけでは、それは抜本的解決にならない。むしろその収益狙いで外国人に土地を取られるだけだ。外国人に土地を取られても、彼らが企業活動として投資するだけならば、それは海外からの投資として歓迎されるべきかもしれない。ところが、現在ある地域を存続させるために企画立案された新規事業は、もれなく補助金がついている。外国人はこれら補助金目当てで投資する場合が多いのだ。補助金のみならず、生活保護制度の悪用も懸念される。生活保護を日本国籍保有者に限ったところで、中国人韓国人ブラジル人メキシコ人は背乗りをして日本国籍を奪う。国籍を奪えば健康保険から年金からすべて悪用される。

外国人問題は、外国人が悪いというより、そもそも収益を上げられない地域住人を補助金で生かし、その地域住人の存在によって政治家や役人が仕事を得ていることが問題なのだ。それらの既得権益を奪われているだけであり、既得権益の維持は政治家や役人の身分保障にもなるので、政治家も役人も外国人を引き込もうとするのだ。北海道新潟岐阜沖縄などはその典型例だ。政治家や役人が日本国民の税金で外国人に地域を侵略させているのだと理解する必要がある。

昨今、日本の人口減少が問題視されているが、これはおかしな話だ。人口は生産力によって上下するので、生産力が高まれば人口は増える。よく考えればわかることだが、投資が活発化すれば人口は増えるのだ。投資が停滞しているのは、東京一極集中によって投資先がなくなりつつあるだけのことだ。

限界集落をそこに巣くう政治家や役人の既得権益維持のためだけに存続させているから、投資案件として成り立たない。限界集落を潰すことで、投資案件として成り立ち、生産力が向上して人口が増える。人間など死んでいくのだから、死ぬのを限界まで引き延ばすためにカネを使うのではなく、新たな命を増やすためにカネを使えばいいだけの話だ。

集落が存続されるか消滅するかは、コメに代わる収益がその地域で得られるかどうかを判断する必要がある。

将来の収益見通しを、政治家や役人や農民が持てるわけがない。

それは企業法人だけが持つ能力なのだ。




コメント(2) 

コメント 2

めげる

コメント返信ありがとうございました。
もう視聴再開されていてびっくりです。
サクラクエスト17、18話と23話は深夜アニメで描ける範囲ではかなり良いエピソードだと思います。脚本家も同じだったと思います。
19話はまたもとの調子に戻るのかと危惧されるかもしれませんが、20話も結構評判は良いと思います。
21、22話はもしかしたら合わないかもしれませんが、現時点では少なくとも23話のための、ため回になっています。
ダグラムさんの記事を読むと地方の問題はこんなものではないのだろうと思います。でも、巷でみられる補助金の獲得のための地方創生とか、みんなで力を合わせれば結果はついてくるというものにケンカを売ったという意味では、サクラクエストは作られた意義があったのではと思う次第です。

by めげる (2017-09-12 02:36) 

ダグラム

めげるさんへ

このアニメの制作意図についてはよくわからない点が多いですね。アニメで表現する内容なのかどうかも判断が難しい。説教臭い反面政治的な意図からは距離を置いていますし。

有意義である点は、地方が舞台になっていることと、地方の問題点がテーマになっていることなのでしょう。社会的なドキュメンタリーでこのテーマならば納得できるのですが、アニメでやることなのかなぁという疑問は拭い切れないですね。

こうした問題に関心のない若いアニメファンに問題意識を持ってもらうということであれば十分成功なのだと思いますが、そんなリスクしかない訴えをただのアニメ制作会社が追わなくてはならないのかという疑問が残ります。

社会的な意義はあるでしょう。しかし、アニメーターというのは社会的な意義を追求する職業なのでしょうか?

by ダグラム (2017-09-12 12:55) 

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