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「侍ジャイアンツ」第20話 視聴(そしてまた苦難) [アニメ/特撮]

第20話は出崎哲のコンテによる番場蛮がロッテの金田監督に弱点を見抜かれて負け投手になる話。

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もっと脚本に興味を持って書いてもいいのだが、どうも見た感じ脚本は原作をうまく区切って処理しているだけのようなので、演出、コンテに注目して観ている。この作品の脚本はいわゆるシリーズ構成で、区切りを決め、どこを削るか決め、足らなくなった部分はオリジナルで補うという作業に徹している。演出はおそらく監督の補佐で雑駁な流れを決めているはず。どこにどう比重を置くかはコンテがやっている印象。

第20話はメインスタッフの出崎哲によるもので、正式なオープン戦初登板に浮かれる番場蛮が、『ノーコン改良兵器』の弱点を突かれて金田ロッテ相手に初黒星をつけられる内容だった。番場蛮の心情の浮き沈みがよく描かれている。

出崎哲氏は、緊張と弛緩を描くのが上手い。番場蛮は緊張しないタイプの人間だが、彼を緊張させずに視聴者を緊張させている。先発の堀内を引き継いだ番場蛮が、歌をうたいながらマウンドに向かう場面などは、身内の母親と妹の緊張感や、番場を見つめるライバルたちの緊張感を使って全体の雰囲気を引き締めているのだ。オーソドックスだがやはり良い。

この作品で富野は出崎哲氏の補佐的な立場の客員のはずなのに、あくまで自分のやり方で貫いているのが面白い。出崎哲はじっくり魅せるし、富野は早い展開で視聴者を引き込む。このふたり以外の担当の回は、原作梶原一騎の癖の強さが目立ってしまう。

なかなか勉強になるな。




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