So-net無料ブログ作成

「サクラクエスト」第1話 感想(継続視聴) [アニメ/特撮]

バブルとかふるさと創生とかミニ独立国とか、若い子は知らんやろ。おっちゃんが解説したるわ。

s1w1_400x.jpg


まずバブルというのは、対日貿易赤字に苦しんでいたアメリカが、日本に対して円の通貨価値を人為的に上げるよう要求し、日本もそれを飲んで、日米でプラザ合意というものが結ばれた。これによって通貨価値が一気に2倍以上になった日本は、世界の基軸通貨であるドルを好き勝手仕える大金持ちの立場になった。

とにかく円をたくさん持てば、ドルが紙切れのように容易く手に入るものだから、世界中のマネーが日本に集中した。マネーの流入が過剰になったために、株式市場は急上昇し、それでもまだ金が余っているものだから土地に資本が流入し、地価が高騰した。

株、土地、ゴルフ会員権などの資産が騰がるものだから、資産効果によって消費も急拡大。日本は未曽有の好景気に沸いた・・・って昔話だ。本当は株や土地が高騰しているときに、緩やかに政策金利を上げなければならなかったのだが、大蔵省(現財務省)出身の日銀総裁(当時は大蔵省出身者と日銀出身者が交互に日銀総裁を受け持っていた。これをたすき掛け方式という)がそれを怠り、実体経済の伴わない資産価値の上昇が放置され、実態を大きく見せるだけの泡だけが膨らみ、さらに悪いことに次の日銀出身の日銀総裁(三重野総裁)が、マーケットとの対話を一切せずに政策金利を急上昇させたことで、バブルは一気に吹き飛び、世界から流入していたマネーが流出、低金利をあてにして円をより多く得ようとしていた国民には借金だけが残った。この顛末がいわゆるバブル、バブル経済、バブル崩壊というものだ。

そのプラザ合意をやった竹下登首相(ウィッシュの祖父)が、バブルに沸く東京と地方との格差を問題にしてやったのが、ふるさと創生。これは政府がすべての地方自治体に1億円ずつ配るという再分配の見本のような政策で、各自治体はその金で好きなことをやってもいいというものだ。普通は紐付き助成金と言って、やることが事細かに決められているものなのに、この金だけは各自治体の裁量で何をやっても良かった。

1億円で宝くじを買って、3億円を当てた自治体もあれば、1億円で純金製の鰹を作って(土佐)、挙句盗まれたり、住民に配ったり、要は自治体に知恵などないってことが分かっただけの愚策であった。このアニメの村は、チュパカブラのあの建物を立てたらしい。レジャーランドを作った自治体が多く、もらった1億円で作ったレジャーランドが、数百億円の借金(運営難による赤字の累積)を作った例もある。

バブルもふるさと創生も竹下登内閣のときの政策だが、どちらもおおむね借金だけが残った。ちなみに消費税を導入したのも竹下登だ。ろくなことをしていない。

最後のミニ独立国だが、これはバブル中からバブル崩壊後にかけて、好景気と無縁だった地方自治体の団塊世代が、井上ひさしの「吉里吉里人」を真似て、独立ごっこをやったというだけのものだ。ところがこの独立ごっこもタチが悪く、円を稼げば豊かになれる時代から、とにかく円を稼がなければ地方が潰れる大切な時期に、東京に背を向けて独立ごっこをしたことで、地方は東京とのコネクションを失い、とにかく、まったく、いっさい稼げなくなってしまったのだ。

近くの最大マーケットである東京に出せば高値で売れるものを、無理に地産地消しようとしたことで、作ったモノの価値が上がらず(デフレの一因)、やがて産を担っている人間も、消(消費のこと)を担っている人間も年老い、地方は自滅の道を歩んだのだ。

現在、やたらと韓国だのロシアだの中国だのに肩入れしている自治体があるだろ。あれは、団塊世代が残した負の遺産なのだ。連中はとにかく反日で、日本が嫌いで、とりわけ東京が嫌いだから、東京とのコネクションを自ら断ち切ったくせに、それを認めず、東京に見捨てられたふりをして、東京などいらんとばかりに外国に擦り寄り、挙句に乗っ取られようとしている。アニメファンは知らんかもしれないが、新潟とかな、酷い有様なのだ。

オレはバブル世代であるが、バブル世代というのはバブルのときに20歳前後で、まださほど金を稼ぐ手段を持ってなかった。バブルに踊っていたのは当時30歳後半から40歳になっていた団塊世代なんだって知らん奴が多い。当時50歳代の戦中派は、ものすごい額の投資をしてくれて、その遺産でいま日本は何とか食えてる。団塊は投資をまったくやらず、リストラばかりやったために、以後10年20年は日本はマジで厳しいぞ。

2024年に、すべての団塊世代が後期高齢者になって死に始めるから、それまではとにかく我慢して知恵に投資していくしかない。反転のきっかけは2024年。若い子は頭に叩き込んでおけよ。福祉や医療費が軽くなると、見える景色が変わってくるぞ。逆算すればそんなに時間もないのだから、とにかく勉強しとけ。稼げるようになるぞ。

まぁ、そんな背景があって、「サクラクエスト」の舞台はあんな感じに寂れているのだ。おそらく実態はもっと酷く、若い女なんていてもDQNばっかりだ。DQNがいればまだましな方といっていいだろう。


実は、老後は金沢に移住しようかと思って、このアニメを少し楽しみにしていたのだが、やっぱり富山は若干恵まれているんだよ。ドラマとしては面白そうだから継続して楽しませていただくが、新潟みたいに知事が外人に土地を切り売りしまくってるようなところはこんな呑気なアニメなど企画もされないだろう。

金沢はその土着的保守性によってさほどじゃないが、田中角栄によって栄えた新潟はだな、真紀子が民主党に移ったために本当に酷い有様なんだよ。


本当はな、こんな呑気な話じゃないんだよ。





コメント(4) 
共通テーマ:アニメ

コメント 4

たちばな

お初にお目にかかります。突然の初コメント大変失礼いたします

 私深夜アニメを見始めて5年くらいなのですが、今まで見てきたアニメで一番好きなアニメがSHIROBAKOでして、放送時に感想をお見掛けして以降、こちらのアニメ感想記事を度々拝見しております
 今期視聴しているサクラクエスト劇中にあるミニ独立国ブームというのがどういうものか私、よく分かっていなかったのですが、ダグラムさんの解説でそれにいたる流れがあることがわかり、理解できました。ありがとうございます。

 そしてダグラムさんが絶賛されている正解するカドが気になって私も視聴しました。大変面白いです。このアニメの存在を知れて良かったと思っています。

 以上、長文駄文失礼いたしました。
by たちばな (2017-04-14 23:19) 

ダグラム

たちばなさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます。

「SHIROBAKO」ファンの方がコメントをくださったのはおそらく初めてで、自分にとってもあれは特別な作品で思い出深いこともあり、とてもうれしく思います。あれはまさに傑作でした。

「サクラクエスト」の中で、さも当たり前のように「ミニ独立国」という単語が出てきたとき、絶対に若い子は知らないはずなので、アニメと関係ないと理解しながら解説を書いたのですが、誰かの役に立つこともあるんですねぇ。井上ひさしの「吉里吉里人」という小説が諸悪の根源なんです。あれがなければ、ミニ独立国ごっこなどなかったし、地方が東京に背を向けることもなかった。

「正解するカド」は自分も会社の後輩に教えてもらって視聴したのですが、まさにダークホース、そして本命になりつつあるアニメですね。P.Aワークスの2作品と、「正解するカド」、「ID-0」、「夏目友人帳」など、今期はなかなか良いのが揃っていて楽しめそうです。

また気になったことがあったらコメントでもしてください。



by ダグラム (2017-04-15 00:07) 

たちばな

遅くなり申し訳ございません。レスありがとうございます。SHIROBAKOはシナリオ,画作り,テーマ等全てが良い本当に傑作です。特に社会人にぜひ見てほしい作品だと思ってます。

教えていただいた吉里吉里人という小説の概要調べましたが、これはいけませんね。その後小説の内容を真に受けた結果自爆してるのも相当ひどいものです。

正解するカド、シンゴジラが好きな私はすぐ好きになりました。この路線で最後まで行ってくれれば間違いなく傑作になるだろうと思っております。

気になったことがあれば僭越ながらまたコメントさせていただきます


by たちばな (2017-04-15 18:33) 

ダグラム

たちばなさんへ

「シンゴジラ」が好きなら、ぜひ小松左京さんの長編小説なども読むと楽しめると思います。

ハルキ文庫から出てます。


by ダグラム (2017-04-16 08:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。