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「響け!ユーフォニアム」第6話 感想(選抜オーディション) [アニメ/特撮]

生徒に自主性を植え付けることに成功した滝先生の次なる方策は、選抜オーディションを行い、コンクール出場メンバーを決めるというものでした。

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やる気の次は、勝気を求めてきたわけですね。強くなるためには必要な経緯ですけど、まったりやってる連中は辛いのだろうし、帰宅部という名で青春をドブに捨ててる連中は、一切理解できないことでしょう。オレは柔道部で1年生からレギュラーだったから、補欠になった先輩に体育館裏で殴られたよ。「1試合も負けるなよ、バカヤロウ」って。良い先輩だった。

アニメに限らず、こうやって青春ものの作品を楽しんで見ていられるのも、辛い練習に耐えた楽しい思い出があるからで、帰宅部という名の青春をドブに捨てる行為をやってしまった連中は、本当はおもしろくないんだろ? ブヒイとか言ってるけど、辛いんだろ? 女の子すら普通にやってたことを自分はできなくて、自意識ばかりが肥大化してどうしようもないから、ラノベに逃げてるんだろ?

よし、今日も萌え豚を煽った。オレの役割は終わりだ。


第6話は、初心者の葉月が選抜オーディションに向けて頑張る姿が描かれており、ほのぼのした展開でした。でも、本筋はもっと熾烈なレギュラー争いなんだよな。

吹奏楽に詳しくないので何とも言えないんですが、低音パートってもしかしたらチームワークが大切で、ゴリゴリ個人を追い込んだりしないんですかね。パートごとに練習する場面でも、低音パートはさほど厳しく指導されなかった。クラリネットやトランペットは厳しい指導を受けたはず。もしくは低音だけ人数が足らなくて、ふるい落とす必要がなかったのかも。こういうところは経験者じゃないとわからないですよね。

滝先生の指導の描写は本当におもしろくて、弱い学校に強い学校のスタイルを持ち込む際の軋轢がとても新鮮。オレはずっと強豪校だったので、無名の学校が指導者が変わって急に強くなったりしたのは、こういう経緯があったのかと興味津々で拝見させていただいている。あるんだよね、たまに。

北宇治高校吹奏楽部で起こってることを他の学校の連中はどういう目で見ているんだろうと想像すると、とても興味深い。地域の強豪校は当然全国を狙って練習していて、当然のように全国を狙える立場であるからこそ上手い生徒も集まってきている。それが、格下に見ていた学校が新しい指導者のもとで急速に力をつけ、自分たちの全国大会出場を脅かそうとしている。指導者の先生のプレッシャーはとんでもないと思う。地域の楽器の上手い生徒が集まってきていて、あるいは推薦で獲った生徒さえもいるのに、無名校に敗北するというのは・・・ハゲても仕方がないほどのプレッシャーだ。

北宇治高校吹奏楽部が、やっと勝ちに行く体制を整えているとき、強豪校は負けられない戦いをすでに始めている。強豪校にとっての勝ち負けは全国での成績のことで、全国の上位なら勝ち、下位なら負け。地域の大会は勝って当然、地域での負けは負けではなく、失格なのだ。

同レベルの学校に惜敗したのならともかく、無名校に予選で敗北しようものなら、生徒は言うに及ばず、学校、顧問、OBまで大反省大会になって、全国に行き損なった世代は生涯肩身が狭い。先輩面なんか2度とできない。

アニメなんだから、無名校が強くなって無双した方が快感なのだが、こんなしけた連中に負ける方はたまったものじゃない。逆に、無名校を勝たせた指導者、「響け!ユーフォニアム」で言えば滝先生は、俄然注目を浴びることになる。戦いはいろんなレベルで繰り広げられており、当事者である生徒が一番呑気だったりするくらいだ。

でも、中学高校でこういう経験ができる環境があるのは幸せなことなのだ。帰宅部になって、社会の軋轢から逃げまくってドラえもんの世界のような幼稚な万能感を肥大化させるより、きれいさっぱり敗北して涙する方がよほどいい。あんなこといいなできたらいいなは小学生で卒業して、練習しても練習してもちっとも上手くなれずに泣いて過ごした方が自分のためなんだよ。

ああ、いかん。また萌え豚を煽ってしまった。

いま、北宇治高校吹奏楽部で起こっていることは、結構大きなことなのだ。それを、そうと気づかないまま、子供たちは選抜オーディションという小さな小さな目標のために楽器を吹いている。

そういうところが、この作品の楽しさなんだな。





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